JR東日本、レーダー雨量規制を在来線全線区に導入。雨量計の設置がない箇所もカバーする1kmメッシュの面的雨量を活用

JR東日本はレーダ雨量規制を在来線全線区に導入する

　JR東日本は、降雨時の列車抑止や徐行運転などの従来の運転規制に追加して、レーダー雨量を活用した新たな運転規制（レーダ雨量規制）を6月18日に在来線全線区に導入する。

　今までは、駅などに設置した雨量計で雨量値を観測し、基準値を超過した場合に、運転規制を発令していた。

　レーダ雨量規制では、気象庁や国土交通省が配信する1kmメッシュの面的雨量を活用。雨量計が設置されていない箇所の降雨も把握することが可能となる。雨量が基準値を超過すると、そのメッシュが含まれる区間に対して運転規制が発令される。

　また追加導入にあたり、オペレーションを適切に行なうために、既存の運転規制に関わるシステムを改修。従来の運転規制情報とレーダ雨量規制情報をシステムで統合して列車に伝えることで、速やかに運転規制が実施できるようになるという。

運転規制にかかわるシステムの概要