高千穂の秘境を目指すパックラフトツアー。ゴムボートで幻の滝へ行くアドベンチャーを体験

高千穂の秘境を目指すパックラフトツアーを実施している

　Trailhead、高千穂山の会、高千穂町企画観光課などで構成される高千穂アドベンチャーツーリズム協議会は、宮崎県高千穂町の奥地で完全プライベートのパックラフトツアーを体験できるアドベンチャープログラムを開始した。

　パックラフトとは空気で膨らますゴムボートで、カヤックなどを持って行けない自然の奥地に運んで楽しめる。今回、高千穂峡の5km上流部に位置し奥高千穂峡とも呼ばれる「尾橋渓谷」を舞台に、地域の人々の協力を得てパックラフトツアーを企画した。

　ツアーで目指すのは、パックラフトで向かわないと見られない幻の滝。道中はガイドが紹介してくれる高千穂の歴史や暮らしについて聞きながら、阿蘇山の火砕流が流れる水で削られ、悠久の刻を経て形成された峡谷を探検感覚で進んでいく。阿蘇の溶岩が形成した柱状節理群を水面から見られる特別なアクティビティとなる。

　料金は1万5000円で、定員は2～8名（中学生以上）。九州在住者がいるグループは20％オフとなる。4月～11月（9時～12時）を営業期間とし、収益の一部は発着場となる八體龍宮神社に寄付する。

パックラフトで向かわないと見られない幻の滝を目指す