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ハワイアン航空、787-9の客室デザイン発表。新ビジネスクラスは「レイホクスイート」

2023年5月16日 発表

ハワイアン航空はボーイング 787-9型機のインテリアと「レイホクスイート」を発表した

 ハワイアン航空は、ボーイング 787-9型機のインテリアと新たなプレミアムキャビン(ビジネスクラス)「レイホクスイート(Leihoku Suites)」を発表した。

 古代ポリネシア人の航海に着想を得た「レイホクスイート」は、2024年初めに一部の路線で運航開始を予定している。レイホクはハワイ語で「星の輪」を意味する。大胆なテキスタイルやハワイの朝日と夕日にインスピレーションを得た照明、風や波をイメージした曲線的デザインを通じ、ハワイの自然を思わせる空間をデザインした。

 キャビンの天井は空を模しており、日の出と日没、星明りを演出。レイホクスイートでは頭上に星空が広がっており、夜にポリネシア人航海者を導いた星座を連想させるという。

 また、天然木の木目をあしらったウォールパネルや黒い火山砂に着想を得た化粧室のフローリングなど、ハワイの手付かずの自然に対する敬意を込めた。座席の列番号などの表示板にはハワイ語が取り入れられており、キャビンの随所にハワイに自生する植物のフォルムをイメージしたラミネートとファブリックを採用している。

 総座席数300席のうち、34席のレイホクスイートでは、フルフラットシート、18インチの機内エンターテイメント用の画面、個人用電源コンセント、ワイヤレス充電を装備している。通路から直接出入りできる座席はドアを隔てて1-2-1で配置しており、プライバシーを守ることも、天井を眺めながら眠れるダブルシートとして空間を共有することもできるという。

レイホクスイート

 メインキャビンには、人間工学に基づいた背もたれとアームレストを搭載したコリンズ・エアロスペースのアスパイヤシートを266席配置し、シート面積を最大化させて背面と座面にゆとりを持たせた。12インチのシートバックモニターとUSB Type-A、USB Type-C充電ポートも装備している。79席の「エクストラ・コンフォート」は、ゆったりとした足元のスペースと電源コンセントを備える。

メインキャビン
ハワイをイメージしたモチーフ