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JR東日本とJR西日本、新幹線の自動運転実現に向け技術協力。北陸新幹線 E7系/W7系ベースに開発進める

2023年5月9日 発表

北陸新幹線のE7系/W7系をベースに自動運転の実現を目指す

 JR東日本とJR西日本は、新幹線の自動運転における技術協力を行なうと発表した。

 両社はこれまで、少子高齢化や働き方改革などで変化する社会環境においても効率的でサステナブルな鉄道経営を維持し、より安全で利便性の高い輸送サービスを実現するため、自動運転導入に向けた取り組みを進めてきた。

 これについて2023年4月に覚書を締結し、今後は相互直通運用を行なう北陸新幹線のE7系/W7系をベースに、システム開発やコストの軽減に向け検討、開発を行なっていくという。

 なおJR東日本ではATO(自動列車運転装置)の開発を進め、2020年代末に上越新幹線の新潟駅~新潟新幹線車両センター間の回送列車(GoA4)を、2030年代中頃には東京駅~新潟駅の営業列車(GoA3)のドライバレス運転を目指すとしている。

 またJR西日本では、2022年度から北陸新幹線 白山総合車両所敷地内において車両の制御装置など自動運転機能に関する実証試験に取り組んでいる。

鉄道の自動化レベル(乗務形態による分類)