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開業間近「ららぽーと門真」は大阪初出店20、新業態11の計153店舗。オープン控える施設内をくまなく見てきた!
2023年4月14日 00:00
- 2023年4月17日 開業
三井不動産は、同社初となる2業態複合型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク大阪門真」(大阪府門真市松生町1-11)を、4月17日にオープンする。
本稿では、報道公開された三井ショッピングパーク ららぽーと門真のショッピングゾーンの様子を中心に紹介していく。ららぽーと門真の飲食関連ゾーンや三井アウトレットパーク大阪門真については別記事で紹介する。
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三井不動産初の2業態複合型商業施設
「三井ショッピングパーク ららぽーと門真」および「三井アウトレットパーク大阪門真」(MOP大阪門真)は、大阪府門真市に誕生する三井不動産の大型商業施設だ。京阪本線、大阪モノレール線の門真市駅から徒歩約8分の場所に位置している。
最大の特徴となるのが、同社初となるショッピングモールとアウトレットモールの2業態が1つの建屋にまとまった2業態複合型商業施設になっている、という点だ。
建屋は1階と3階がららぽーと門真、2階がMOP大阪門真となり、屋上には多目的広場やキッズパーク、カフェなどが備わる「空の広場」が設けられる。
敷地面積は約3万5200坪、店舗建屋は地上4階建てで延床面積は約3万1100坪。店舗数は、ららぽーと門真が153店舗、MOP大阪門真が98店舗の251店舗。このうち、ららぽーと門真は20店舗が大阪初出店、MOP大阪門真は17店舗が関西アウトレット初出店(うち4店舗は国内アウトレット初出店)となる。
このほか、約4300台の車両を収容できる地上6階建ての立体駐車場2棟も併設。また、2029年には大阪モノレール線の延伸と合わせて隣接する新駅が開業し、2階のMOP大阪門真と連絡通路で直結される予定になっている。
周辺には2023年夏に「コストコホールセール 門真倉庫店」、2023年12月に分譲マンションの「パークホームズLaLa門真」などの施設が竣工予定で、東和薬品の事業所も設置予定となっている。
ららぽーと門真の全153店舗中20店舗が大阪初出店
ららぽーと門真は、店舗建屋の1階と3階を占めている。店舗数は全153店舗で、そのうち20店舗が大阪初出店、11店舗が新業態での出店となる(全店舗一覧を記事末に掲載)。
1階には、エントランス付近にフードゾーンの「門真うまいもん街」があり、その奥がショッピングゾーンとなる。3階は専門店なども含めたショッピングゾーンが大半を占め、奥にフードコート「フードテラス」が用意される。
ショッピングゾーンには、ファッションやアクセサリー、各種雑貨など、多種多様な店舗が集結している。
ファッション関連店舗のなかで注目なのが、日本再上陸第1号店となる「FOREVER 21」だ。約400m2の店内に、ウィメンズアパレルや服飾雑貨、生活雑貨などを展開する。
FOREVER 21はかつて、ファストファッションブームを牽引する存在として日本でも人気があったが、日本市場のニーズに合わせたアイテムを揃えられなかったこともあって、2019年に撤退していた。今回日本に再上陸するにあたっては、日本のマーケットやトレンドに合わせたアイテムを提案していくとのことで、今後の展開が注目される。
また、エスニックファッションやアジアンファッション、雑貨などを扱うチャイハネの、アウトレットコーナーを併設する「チャイハネDEPO」が大阪初出店となる。
ファッション雑貨店としては、 コーセーのコンセプトコスメショップ「コスメテリア」や、韓国コスメ専門店の「STAR BOX」が大阪初出店となる。
水嶋書房は、同社が手がける子供の好奇心を刺激し、遊びながら学べるグッズなどを展開する新業態店舗「こどもto~あそびとまなびと好奇心研究所~」を併設した「MIZUSHIMA Select Books&Select Goods+こどもto」を出店。
こどもtoは、1号店が2022年11月にららぽーと堺にオープンしているが、書店と併設したコラボ型店舗は今回が初となる。子供向けの知育玩具などが、実際に手に取って試せるようになっていたり、書展ゾーンには子供向けの関連書籍も多数用意することで、書店とこどもtoの相乗効果も狙っているどのこと。
また、おもしろい店舗となるのが自動車メーカーの日産の店舗「日産大阪ららぽーと門真店」で、日産車の最新情報などを発信するアンテナショップという位置付け。同時に、軽EV「日産サクラ」などの日産車も実際に展示し、触れたり乗ったりできるようにもなっている。こちらも大阪初出店となる。
子供が楽しめるアミューズメント施設も充実
ららぽーと門真のアミューズメント施設としては、1階に映画館「TOHOシネマズ ららぽーと門真」や、3階に子供向けアミューズメント施設「namcoららぽーと門真店」「ウルトラアスレチック大阪店」「すみっコぐらしあそびスタジオ ららぽーと門真」が用意される。このうち、ウルトラアスレチック大阪店は大阪初出店、すみっコぐらし遊びスタジオ ららぽーと門真は日本初の施設となる。
ウルトラアスレチック大阪店は、子供がウルトラヒーローになりきり、ウルトラマンの目線で楽しめるアスレチックフィールドだ。6種類用意されているウルトラヒーローのベストを着用して入り口のトンネルを通ると、ウルトラマンの変身ギミック音が鳴り、実際に自分がウルトラヒーローに変身したかのような感覚となる。しかも内部は子供が身長40mのウルトラヒーローとほぼ同じ目線になるサイズに設計されているので、自分が身長40mになったかのように楽しめる。
今回大阪に出店するということで、内部には大阪城でウルトラマンと戦ったゴモラや、神戸でウルトラセブンと戦ったキングジョーなどをモチーフとした遊具を用意。ゴモラをモチーフとした遊具「ゴモラのアスレチック」では背景に大阪城が描かれていたり、キングジョーをモチーフとした遊具「キングジョーのボールプール」は大阪湾から神戸にかけての瀬戸内海をイメージするとともに、奥に明石海峡大橋が描かれており、劇中の雰囲気もしっかり再現している。
また、ステージには定期的にウルトラヒーローも登場し、一緒に触れ合えるようになっている。
利用料金は子供が平日30分660円(延長料金10分ごとに165円)、大人が平日30分660円。ウルトラヒーロー登場日は20分660円となる。なお、ウルトラアスレチック大阪店は基本的に2歳から12歳の子供のみが入場可能で、大人は子供の付き添いとしてのみ入場可能となっている。基本的には事前予約不要で利用可能だが、ウルトラヒーローが登場する日についてはインターネットでの事前予約が必要となる。
©円谷プロ
すみっコぐらし遊びスタジオ ららぽーと門真は、すみっコぐらしをモチーフとした初のアミューズメント施設だ。内部には、おままごとを楽しめる「おうちエリア」や、お店屋さんごっこが楽しめる「おみせエリア」などを用意。いずれも、すみっコぐらしの世界観を再現したファンシーなエリアとなっている。それぞれのエリアで楽しむのはもちろんのこと、壁などいたる所にすみっコぐらしのキャラクターが描かれているので、キャラクターを探すだけでもかなり楽しめそうだ。
すみっコぐらしのぬいぐるみと一緒に遊べるドールハウスも用意。施設内にすみっコぐらしのぬいぐるみは用意していないが、普段からかわいがっている自分のぬいぐるみを持ち込むことで、ぬいぐるみと一緒に遊んだり、写真を撮影して楽しめるように工夫されている。
また、施設を利用した子供には、もれなくすみっコぐらしのオリジナルシールがプレゼントされる。このオリジナルシールは全部で26種類あり、一部はレアシールとなっている。ファンならこのシール目当てで足を運ぶのもよさそうだ。
すみっコぐらし遊びスタジオ ららぽーと門真の利用は、公式サイトでの完全事前予約制となっている。利用料金は子供が30分440円(延長料金10分ごと110円)、大人が30分440円(ノベルティ付き)または30分330円(ノベルティなし)。こちらも基本的には2歳から12歳の子供のみ利用可能な施設となっており、大人は子供の付き添いとしてのみ入場可能だ。
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TOHOシネマズ ららぽーと門真は、全9スクリーンの映画館。このうちSCREEN6はTOHOシネマズ初のドルビーシネマ対応劇場となる。開業の4月17日より、4月14日公開の劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」をSCREEN6でドルビーシネマ上映するとともに、SCREEN6のエントランスではTOHOシネマズ ららぽーと門真オリジナルの映像も映し出される。
また、「映像」「音響」「座席」にこだわった「プレミアムシアター」や、迫力あるサウンドで映画を楽しめる「轟音シアター」も設置される。