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今日から変わるマスクルール。交通機関・商業施設でも着用は個人の判断に

ANAは「乗客・従業員とも個人に委ねる」

2023年3月13日 変更

本日3月13日からマスク着用ルールが変わる

 政府は「3月13日からマスク着用は個人の判断」との方針を示しており、本日以降は、鉄道・バス・航空など公共交通機関や、コンビニ・飲食店・商業施設などでもマスクの着用は求められず、個人の裁量に変わる。

 交通機関や商業施設それぞれの詳しい対応については、記事末の関連記事を参照していただきたいが、政府方針では着用は個人の判断としつつ、医療施設の訪問・受診時や混雑した公共交通機関の利用時などはマスクの着用を推奨しており、各ガイドラインも原則この方針に沿ったものになっている。

ANAが第2ターミナルで掲出していた「マスク着用を求めるポスター」を撤去した

 ANAは、この変更にあわせて羽田空港第2ターミナルに掲出していた「マスク着用を求めるポスター」を一斉に撤去した。本日から機内でもマスク着用を求めるアナウンスは行なわず、乗客・従業員ともに着用は個人の判断に委ねる。ただし、搭乗前の列形成や降機時におけるソーシャルディスタンスの確保や、咳エチケット、手指の消毒などについては、これからも変わらず要請していく。

 基本的には同社も所属する定期航空協会のガイドライン第七版(3月13日から適用)に準拠する形だ。

 前日の12日夜に会見したANA CX推進室 CX戦略部 部長の久沢弘太郎氏は、マスク着用ルールが変わることで当初は混乱が見られることは想定内としつつ、「(マスクを着ける・外すことについて)いろいろな考え方の人がいるが、お客さま同士、従業員同士、あるいはお客さまと従業員の間でも、それぞれが認め合い、尊重しあうのが重要」と述べ、新しいルールの生活が始まることについて理解を求めた。

全日本空輸株式会社 CX推進室 CX戦略部 部長 久沢弘太郎氏