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ANAとJFAがメジャーパートナー契約を締結。サッカー日本代表の活動支え「ともに世界に挑戦し続ける表明」と井上社長
2023年2月28日 05:00
- 2023年2月27日 発表
ANAとJFA(日本サッカー協会)は2月27日、メジャーパートナー契約の基本合意を締結した。契約期間は2026年12月31日までとなり、ANAはJFAのメジャーパートナーとしてサムライブルーやなでしこジャパンをはじめとする日本代表チームの国内外への遠征をサポートする。またサッカーを通じた価値共創活動を行ない、持続可能な社会の実現と発展に貢献していくという。
同日、会場となった東京・羽田空港のANA格納庫では、全日本空輸 代表取締役社長 井上慎一氏ならびに日本サッカー協会 会長 田嶋幸三氏、両者による調印式が執り行われた。
ANA・JFA メジャーパートナー契約概要
契約期間: 2023年2月27日~2026年12月31日
対象: SAMURAI BLUE(日本代表)、なでしこジャパン(日本女子代表)、フットサル日本代表、ビーチサッカー日本代表、各年代日本代表、サッカーe日本代表、育成、指導者養成、審判養成、グラスルーツなどのJFA事業
ANA 井上社長「本締結はJFAとともに世界に挑戦し続ける表明」
はじめにANA 代表取締役社長の井上慎一氏が登壇。「とてもワクワクしている。昨年のサッカー日本代表の活躍は世界中の人々に興奮と感動をもたらした」と、2022 FIFAワールドカップの記憶を振り返りつつ、日本サッカー協会とのメジャーパートナー契約に関する基本合意について、「ANAグループの“ワクワクで満たされる世界”という(2030年に向けた)新しい経営ビジョンをまさしく体現する取り組みの1つになると確信している」とコメント。
ANAはこれまでもアスリートの活動をサポートしてきた実績があり、「アスリートたちの挑戦する姿勢、目標に向かってたゆまぬ努力をする姿勢は、ANAが脈々と受け継いできた行動指針の“チームスピリット”や“努力と挑戦”と共通するもの。本合意は、私たちANAが日本サッカー協会とともに世界に挑戦をし続ける表明をすることでもある」と意気込んだ。
また今後両者の共通点を活かし「全国のサッカー協会とANAの海外48拠点・日本国内33拠点とが連携した地域活性化活動も検討していく。私たちも航空業界の日本代表として、世界にチャレンジしていく」という。同じブルーをコーポレートカラー・チームカラーとする両者が手を取ることで「世界中を期待や喜び、そしてワクワクで満たしたいと考えている」と語った。
JFA 田嶋会長「日本代表ブランドと世界を翼で結ぶANAの強みを融合し、活力ある社会づくりに貢献」
続いて壇に立ったJFA 会長の田嶋幸三氏は、「長引くコロナ禍や物価の高騰など厳しい状況下で、かねてより話し合いを進めてきたパートナーシップ契約に合意してくださったことを心から感謝している」とあいさつ。
本日からスタートする契約は「現在のオフィシャルパートナー、オフィシャルサプライヤーに続く、JFAメジャーパートナーという形態で、日本代表の事業に加え、普及や育成、指導者・審判の養成、施設整備などの事業において協同していくもの」と説明。
またパートナーシップの核となるのは地方創生であり、「47都道府県サッカー協会というJFAのもっとも重要なパートナーとの共生と価値創造であると考えている」とした。
そして「日本代表のブランド価値とJFAの資源、そして国内外のサッカーファミリーといった私たちの持つネットワークと、世界各国を翼で結ぶANAの強みを融合させて、活力ある社会づくり、SDGsの達成、ウェルビーイングに資する環境づくりを推進していきたい」という。
今年は7~8月にニュージーランドとオーストラリアで「FIFA女子ワールドカップ2023」が開催される。「カタールで活躍した日本代表のバトンをしっかり渡し、なでしこジャパンが再び世界の頂点に立つことを私たちは全力でサポートする」と田嶋氏。
ANAとJFAが真のパートナーシップを発揮することで「日本サッカーの世界への飛躍と日本スポーツ界の発展、人々の幸福などの貢献」に寄与するとした。