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ついに開業、羽田エアポートガーデンってなんだ!? 3タミ直結商業施設のお買い物・レストランエリアの全貌を見てきた。東京初出店もたくさん!
2023年1月30日 12:00
- 2023年1月31日 開業
住友不動産は1月31日、羽田空港 第3ターミナルに直結し、ホテルや商業施設を集めた「羽田エアポートガーデン」をグランドオープンする。本稿では、商業エリアの内覧会で見てきた店舗の様子をお伝えしていく。
なお、同施設のホテル「住友不動産 ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」「住友不動産 ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」、展望天然温泉の「泉天空の湯 羽田空港」は、2022年12月21日より営業を開始している。
今回公開された「住友不動産 ショッピングシティ 羽田エアポートガーデン」は73店舗が軒を連ねる商業エリア。
特徴は、日本の文化や技術を感じられる名産品を揃えた「Japan Promenade(ジャパンプロムナード)」、日本らしいお土産や雑貨が並ぶ「羽田参道」、旅行に便利なアイテムを入手できる「HANEDA COLLECTION(ハネダコレクション)」、日本各地のグルメが楽しめる「Haneda Food Selection(ハネダフードセレクション)」、ドラッグストアやコンビニエンスストアなど、利便性の高い1・2階ショッピングエリアの5つのゾーンで構成されていることだ。
ターミナルからの連絡通路に連なるバラエティ豊かな15店舗がお出迎え
羽田空港 第3ターミナルの2階到着ロビー連絡口とホテルを結ぶ2階の連絡通路沿いに並ぶのが、Japan Promenadeだ。
大きなガラス窓から光が差し込み、明るく開放感のある空間には、物販が12店舗、軽飲食が3店舗軒を連ねる。ホテルまで徒歩2~3分の距離がある空間だが、個性あふれるバラエティ豊かな店舗が出迎えてくれるので、ふらりと立ち寄れる賑わいのある"遊歩道"になっている。
また、15店舗のうち8店舗は東京初出店(「くろちく」「Bakery MIYABI」「白竹堂」「福井洋傘」「くらづくり本舗」「HARIO Satellite」「老舗ヤマト屋」「日本茶きみくら」)ということもあり、注目度も高くなっている。加えて、ここでしか買えない羽田限定商品を用意している店舗もあるので、訪れた際は店先をチェックしてもらいたい。
お土産選びに最適な店舗が多数軒を連ねる羽田参道
Japan Promenadeを抜けた先は、ホテルのエントランスと2階のショッピングエリアが広がっている。羽田参道はその一画にあり、鳥居のようにデザインされた通路の両隣には、お土産向けの日本酒や和菓子、せんべいといった食品販売から、キャリーケースやビジネスバッグ、ファッション用品など、こちらもバラエティ豊かな17店が来訪者を楽しませてくれる。
物販が基本だが、外国人向けにSIMカードの販売や観光ツアーの手配を手掛けるサービス業も出店している。東京に初めて出店するのは3店舗(「山古志本舗」「si gu sa」「京都 六角館さくら堂」)。
羽田参道 17店舗
ビクトリノックス(バッグ・時計・マルチツール)
山古志本舗(食料品・酒・生活雑貨)
si gu sa(箸・和食器)
京都 六角館さくら堂(化粧筆)
MSPC PRODUCT(バッグ)
ささら屋(せんべい)
T-shirts & Souvenirs SPARKLE(Tシャツ・土産品)
恵比寿豆園(きんつば)
HIPSHOP(アンダーウェア)
吉祥寺菊屋(和食器・キッチン雑貨)
OJICO(レディス・メンズ・キッズTシャツ)
帽子屋Flava(帽子)
しろたんフレンズパーク(キャラクター雑貨)
CHOYA SHIRT(シャツ)
羽田ガシャポンガーデン(カプセルトイ)
GTN(外国人向け生活総合支援サービス)
PinPonStudio(化粧品・食品・雑貨)
旅行先に持っていきたいアイテムなどを揃えたHANEDA COLLECTION
星空をイメージした天井のHANEDA COLLECTIONは、旅行先へプラスワンで持っていきたいと思えるアイテムを販売する15店舗が集まっているゾーンだ。
バッグやアクセサリー、リゾート向け水着といったファッション用品から、化粧品やサプリメント、スマートフォン用のアクセサリーを取り扱うお店など、多種多様な店舗で構成されている。こちらで東京初になるのは3店舗(「ande TOKYO」「多組 TAKUMI」「PoANCA」)。
HANEDA COLLECTION 15店舗
Maison de FLEUR(ファッション雑貨)
アクシージア(化粧品)
Esthe Pro Labo(サプリメント・栄養補助食品)
ちふれグループ(化粧品)
ande TOKYO(ソックス・ファッション雑貨)
LAULEA(水着)
Anker Store(スマートフォンアクセサリー)
エクスジェル シーティングラボ(クッション)
多組 TAKUMI(クラフトウッド・クラフトペーパー)
スリーフォータイム(ファッション雑貨)
PoANCA(帽子)
ACCOMMODE(バッグ・アクセサリー)
LOVE CHROME TOKYO(美容用品)
時計倉庫TOKIA(時計・修理)
アンプルール(化粧品)
老舗から人気店までバラエティ豊かなレストラン街
レストラン街が充実していることも集客には大きく関係してくる。Haneda Food Selectionは、和食や中華に加え、外国人にも人気のラーメン専門店やカレー専門店も軒を連ねる。
和食では創業昭和7年の「うなぎ四代目菊川」や、創業129年の「五代目 花山うどん」といった老舗をはじめ、リーズナブルな和食居酒屋「魚馳走居酒屋 うまいよ魚旨いよ魚」や寿司屋の「築地すし好 匠」など、バリエーション豊かな店舗がのれんを掲げている。このほか、お好み焼き専門店の「お好み焼・鉄板焼88パチパチ」や、和牛焼肉を提供する「東京焼肉平城苑」、しゃぶしゃぶやすき焼きを堪能できる「しゃぶしゃぶ 但馬屋」も人気を集めそうだ。国際色豊かな羽田空港らしいのがカレー専門店の「カレーは日本の国民食」。こちらは街中でもよく見かけるゴーゴーカレーのハラルメニューに対応した新しい業態の店舗で、高まるニーズに応えられるようになっている。
フードコートもあるショッピングエリア
1階や2階のショッピングエリアには便利な店舗が多数出店している。
広めのスペースに全国各地から集めた品が多数陳列されている「TOBI・BITO SWEETS TOKYO」や「TOBI・BITO SOUVENIR TOKYO」はお土産選びに最適で、海外でも人気の日本の文具が購入できる「KOKUYODOORS」も人気を呼びそうだ。選りすぐりの食材を揃えた「紀ノ国屋」や「北海道くらし百貨店」、ちょっとした買い物に便利なコンビニ「ローソン」や「リーベンハウス」、空港近くにあると助かるドラッグストアの「マツモトキヨシ」など、旅行に加えて日常使いできる店舗もある。
1階のショッピングエリアの一画には気軽に利用できるフードコート「大江戸フードホール」があるのも特徴で、海鮮重、溶岩版ステーキ、十割蕎麦、江戸前ラーメン、EDOカフェ&デリのなかからチョイスして食事を楽しめる。
1階・2階ショッピングエリア 13店舗
大江戸フードホール(フードコート)
TOBI・BITO SWEETS TOKYO(土産菓子)
TOBI・BITO SOUVENIR TOKYO(土産品)
紀ノ国屋(ワイン・食料品)
北海道くらし百貨店(食料品・土産品)
KOKUYODOORS(文具・生活雑貨)
Beauty Connection(美容用品、今春オープン予定)
GUESS(レディス・メンズファッション)
りらくる GREEN プラス(リラクゼーション)
マツモトキヨシ(ドラッグストア)
アクセスチケット(外貨両替・チケット売買)
ローソン(コンビニエンスストア)
リーベンハウス(コンビニエンスストア)
羽田エアポートガーデンの開業式典では書道パフォーマンスで花を添える
開業式典ではまず最初に住友不動産ヴィラフォンテーヌの代表取締役社長である桝井俊幸氏が登壇。
羽田エアポートガーデンは羽田空港 第3ターミナルに直結する、住友不動産グループが総力を結集して作り上げた大規模複合施設であり、オールインワンホテルを中核としたエアポートホテルとして日本の玄関口にふさわしい上質なサービスを提供すると説明。「羽田空港跡地まちづくり推進計画に基づいた『HANEDA GLOBAL WINGS』として羽田イノベーションシティと手を携え、多摩川対岸のキングスカイフロントを含めた周辺地域との連携を強化し、地域との調和を図りながら空港の持つポテンシャルを最大限活用すべく微力ながら尽力してまいります」と抱負を語った。
国土交通省 航空局長の久保田雅晴氏は、羽田空港跡地まちづくり推進計画において、24時間国際拠点空港化に伴って求められる宿泊機能を整備・運営していく方針でプロジェクトがスタートしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で約3年間開業を待たされたことに言及し、苦労のあった関係各所に謝意を述べた。
水際対策の緩和に伴い国際線の旅客数は回復基調にあり、年末年始における羽田空港の国際線旅客数はコロナ以前の7割の水準まで戻ってきていると述べ、「これからどんどん日本を訪れる外国の方が増えてくることになると思います。空港はまず最初に訪れる場所でございます。そしてまた海外に出られるため最後に訪れる場所でございます。日本の国の第一印象、そして日本の国の印象が帰国後も残る大切な場所でございます。私ども、この羽田空港関係者一丸となってそういったよい印象になるよう努めていきたいと思っております」と話した。
式典の最後には書家の岡西佑奈さんが書道パフォーマンスを行なった。用意された特大キャンパスに羽田エアポートガーデンのキャッチコピーである「ここは、新しい羽だ。」を書き込み、仕上げに金文字で大きく飛翔を加えた。製作した作品を前に岡西さんは、「ここ羽田エアポートガーデンが多くの方々に愛される場所でありますようにという願いと、そしてこれからさらなる発展を願って、心を込めて、そして力強く書かせていただきました」と、表現した文字に対する思いを語った。