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ANA、2023年度の航空輸送事業計画。国内線はピーチと合わせて前年度を上回る座席キロ供給

羽田~ミュンヘン、成田~ブリュッセルを夏再開

2023年1月17日 発表

ANAグループは2023年度の航空輸送事業計画を策定した

 ANAグループは、2023年度のANAグループ航空輸送事業計画を策定した。

 国内線は、ANAとピーチ(Peach Aviation)合計で2022年度を上回る座席キロ供給を計画。昨年度から運航を再開した大型機材(ボーイング 777型機)の活用や柔軟な臨時便の設定などを通じ、回復する旅客需要を積極的に獲得する。ピーチも収益性の高いネットワークの構築を目指し、グループ全体で収益の最大化を図るという。

 国際線は、各国の出入国規制の緩和に伴う渡航需要の高まりに応えるため、積極的な路線展開を図っていく。また、一時的に成田発着で運航していたシアトル線などを羽田発着に戻し、回復が見込まれる日本発着のビジネス需要に応える。

 なお、羽田~ミュンヘン線は週3便で、成田~ブリュッセル線は週2便でサマーダイヤから定期運航を再開し、羽田~シドニー線については毎日2便運航の週14便運航に増便する。ウィンターダイヤでは成田~パース線の運航を計画するなど、増便・路線再開を進めているが、当初の設定にこだわることなく、需要動向に応じた供給調整を行なうという。

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ピーチ