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ANA、年末の国内線出発ピークを迎える。コロナ前を超える17万人超で予約率は99%。小山田東京空港支店長「ウィズコロナでも旅を楽しむスタイルが定着」

2022年12月29日 発表

全日本空輸株式会社 執行役員 東京空港支店長 小山田亜希子氏が年末年始の国内線ピークについて説明した

 ANAは12月29日、年末年始の国内線ピーク日について説明した。担当したのは執行役員 東京空港支店長の小山田亜希子氏。

 29日の1日の旅客数は、ANAとピーチ(Peach Aviation)の全路線合計でコロナ前(2019年12月29日)を超えており、その数は17万人超。コロナ禍の過去最高は2022年9月25日(シルバーウィーク)の16.3万人で、17万人を超えたのは2020年1月以来。

 29日の羽田の出発便予約率はほぼ満席の99%で、年末年始期間(12月28日~1月5日)で見ると、ANAとピーチの合計でやはりコロナ前を超えて、9割まで回復しているという。旅客数は2021年同時期の1.2倍で、特に好調なのは中四国・九州・沖縄方面とのこと。

 小山田氏はこの状況について、「空港で働くスタッフとしてうれしく思う。ウィズコロナの環境でも旅を楽しむスタイルが定着してきている。(予約状況から見て)50代以上も旅することを躊躇しなくなってきている」と説明しつつ、「保安検査場が通常よりも混んでいるので早めの行動を」と呼びかけた。

 なお、福岡空港の保安検査場の混雑が最近話題になっているが、羽田では検査場の人員は確保できているそうで、十分やりくりできているという。

 ちなみに、本件取材直後(8時30分ごろ)の保安検査場の様子が次の写真だが、「A」から「D」まである保安検査場のうち、AとBにはスマートレーンが全台導入されているため、A~Dが同じように混雑している状況でも、AとBは列の進みが早いそうだ(関連記事「ANA、羽田空港国内線の保安検査場リニューアル。10月18日から順次スマートレーン導入」)。

12月29日8時30分ごろの羽田空港第2ターミナルの様子