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JAL、羽田~奄美30周年。世界遺産登録で「島の宝が世界の宝に」と越智旅客営業本部長

2022年12月24日 実施

JALの羽田~奄美線は就航30周年。写真は式典に出席したJALふるさと応援隊 長由香氏(左)、旅客営業本部長 越智健一郎氏(中央)、地域事業本部 藤井里江氏(右)

 JALは12月24日、羽田~奄美線の就航30周年を記念する式典を実施した。

 同社の羽田~奄美線はJAS(日本エアシステム)が1992年12月24日に開設したもので、当時の機材は163席のマクドネル・ダグラス DC-9-81型機。ちなみに、伊丹発はまもなく就航50周年を迎える。

 搭乗ゲート前の式典に登壇した常務執行役員 旅客営業本部長の越智健一郎氏は、この30年間で約231万人の利用があったことを振り返り、自身も3月まで鹿児島でグループ会社のJAC(日本エアコミューター)に所属し、奄美群島の離島路線を担当していたことを紹介した。

 その当時、「大島以外も訪問する機会が多くあったが、島ごとの自然の成り立ちや文化がこれだけ違う顔を持っている群島は、世界広しといえど奄美だけではないか」と感じていたと述べ、「7月の世界自然遺産登録時には奄美市役所にいて、島の宝が世界の宝になった瞬間に立ち会うことができた。島の自然を守りながら、いかに交流人口を増やして活性化していくかが今後の課題」と話した。

 また、JACでは群島間(奄美大島~徳之島~沖永良部島)と沖縄を結ぶアイランドホッピングルートも開設しており、そのほか喜界島や与論島にもネットワークを形成している。航空券と宿泊、オプションを自由に組み合わせられるダイナミックパッケージも設定しており、「需要喚起の提案をしていきたい」という。

 世界遺産に登録されたことで、日本以外からの訪問者数増が期待できる一方、越智氏は「オーバーツーリズムにならないよう配慮する必要がある」とも指摘し、バランスの取り方を地元と協調しなければならないと説明した。

日本航空株式会社 常務執行役員 旅客営業本部長 越智健一郎氏
大島紬を着てあいさつした日本航空株式会社 JALふるさと応援隊 鹿児島担当の長由香氏
30周年の記念の便は定刻11時50分のJL659便
機材は165席のボーイング 737-800型機
利用者には記念品として、ロゴ入り升と石鹸(あま肌モイストソープ)、オリジナルVRゴーグル、ガイドブックを配布した
定刻をやや遅れて11時55分に搭乗開始
116名(+幼児5名)を載せたJL659便は12時12分にブロックアウト。大島へ向けて飛び立った