JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛
奄美群島・喜界島の美しい砂浜とサンゴ礁を守る「環境保全モニターツアー」。JALふるさとアンバサダーがいち早く体験してみた!
2022年12月12日 06:00
全国旅行支援の実施によって、改めて国内旅行に注目が集まっている。
全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に定住して、地方の取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。
今回お話を聞いたのは、環境保全ツアーに参加した熊本県JALふるさとアンバサダーの恒松さやかさん。
――取り組みについて教えてください。
JAC/JALは、奄美群島の環境保全と誘客促進の両立を目指した「環境保全ツアー」の商品販売を予定しており、ツアーの魅力をより多くの方々に知っていただくため、JAC客室乗務員、JALふるさとアンバサダー、JALふるさと応援隊(鹿児島県担当と他県担当者複数名)が体験するモニターツアーに参加しました。
環境保全ツアーとは、対象地域の魅力と課題を知り、島のゴミ問題や地元の方々の取り組みなどを通じて世界が目指している環境保護について学び、実体験するものです。
――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。
今回は、奄美群島の一つ、喜界島に2日間滞在し、島内観光に加え、ビーチクリーン活動やアーシングヨガなどを体験してきました。
ビーチクリーン活動では、JACオリジナルのビーチクリーンキットが用意され、キットのなかに入っている竹製のトングやバイオマス製のビニール袋を使用し、浜辺のゴミ拾い活動を行ないます。日常のポイ捨てゴミや海外からの漂着物、なかには注射針など海洋生物や人間が触れたら危ないものなども、ゴミとして浜辺に落ちていたことに驚きました。
ビーチクリーン活動を通してきれいになった浜辺を見ると、改めて喜界島の自然の美しさや魅力を感じることもでき、より一層環境保全活動への意識が高まり、この美しさをこれから先も守り続けていきたいと思いました。
――今後の展開・展望について教えてください。
世界自然遺産に登録されている屋久島・奄美大島・徳之島のほか、JAC就航地である奄美群島などの島々にて今年度中に本ツアーを実施予定です。ぜひJACのCO2排出量が少ないATRターボロップ機材でご来島いただき、ツアー全体を通して環境保全への想いを高めていただきたいです。そして、奄美群島が生み出す自然や文化を体感し、改めて奄美群島を訪れていただけるとうれしく思います。
――旅行者に向けてメッセージをお願いします。
サンゴ礁が隆起してできた島と言われる喜界島には、海一面に広がる美しいサンゴ礁と人がともに暮らす、サンゴ礁文化が根付いています。また、ここでしか体験することのできないアクティビティ、壮大な景観や手付かずの自然は、ここ喜界島ならではの魅力です。こうした観光、自然、文化に加え、ビーチクリーン活動を通して環境問題と向き合う時間を持つことで、より一層自然が生み出す価値や魅力を感じていただきたいです。