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無印良品、秋冬新作はあったか素材カーデ、常温保存OKのレトルト総菜など。旅先で重宝しそうなアイテムも多数!

2022年8月30日 実施

2022年秋冬の新商品は、素材を見直し自然への負担を軽減したアイテムが特徴

「無印良品」を展開する良品計画が、2022年秋冬に発売する新商品のメディア向け展示会を開催しました。使い勝手や素材にこだわった衣類、生活雑貨、食品などが続々ラインアップ。日常使いはもちろん、旅行先やアウトドアでも重宝しそうなイチ押しアイテムをご紹介します。

環境にやさしいデニム、フランネル素材の暖かいカーディガンなど

 まずは衣類から。今回、デニムパンツが生地加工のないベーシックなものに一新されました。ユーザー自身で経年劣化を楽しんでほしいとの考えから、ヤスリを使ったユーズド加工やブリーチ加工をやめたのだそう。それによって水の使用量削減や化学薬品使用量の削軽減にもつながっています。

飽きずに長くはけるベーシックなデニム。スーパーストレッチデニム スキニー(紳士/婦人)など数種類が、9月下旬から発売予定

 特に力を入れたという定番ニットは、なめらかな肌触りのメリノウール素材がイチ押し。糸に特殊な防縮加工を施しているので洗濯機でのお手入れが可能です。

メリノウール洗えるクルーネックセーター(紳士/婦人)ほか、Vネックセーター、クルーネックカーディガンも
自宅でお手入れ可能なニットは何枚あってもいいですね。洗濯ネット推奨です

 定番シャツ類では生地に両面加工を施した、肌触りよく暖かい「両面起毛フランネルシャツ」が目を引きました。なかでも気になったのが紳士のみで展開しているカーディガン。フランネル素材のシャツは定番ですが、カーディガンタイプは珍しいのでは? 何にでも合いそうなすっきりしたデザインなので、旅行時の羽織モノとして1枚持っておくと重宝しそうです。

こちらがフランネル素材のカーディガン。肌寒くなるこれからの時期にいい感じ
カラーは4色展開。紳士モノですが小さいサイズなら女性でも使えそうです
表面の起毛をカットして整えているので繰り返しの洗濯でも毛羽立ちにくいのだとか
デザインやパターンも見直し、着心地のいいフィット感を追求しています。アイテム同士を組み合わせたときにスタイリングの自然な美しさを感じられる商品が出揃いました

 続いて毎年人気の軽量ダウンシリーズ。保温性に優れたフィルパワー750の品質はそのままに、新商品では生産工程で出る糸くずを再利用したナイロン素材に一新。さらに、ウェストにシェイプを入れることですっきりとしたシルエットに改良されています。

無印良品のダウンは内ポケットに本体をたたんでしまえるポケッタブル仕様。小さくなって持ち運べるアウターはとっても便利
軽量ダウンのシリーズは、ノーカラーダウンベスト、ノーカラーダウンジャケット、スタンドカラーダウンジャケットの3アイテム
気温によってアウターとしてはもちろんインナーとしても着回しできます

 個人的に注目したいアイテムが「再生ナイロン 裏フリース ダウンケープ」と「再生ポリエステル混 裏フリース ダウンマフラー」です。首や顔にあたる内側部分の生地がフリース素材になっているので、暖かさも肌触りも抜群。

 表面のテカテカしていないマットな色合いも落ち着いた印象でいい感じでした。ショールのように肩をすっぽり覆うことができるケープは、ポケットに手を入れられるのも便利なポイント。どちらも9月下旬発売予定です。

再生ナイロン 裏フリース ダウンケープ。色はこちらのベージュと黒の2種類
再生ポリエステル混 裏フリース ダウンマフラー。広げるとこんな感じ
たたむとこんなに小さく。持ち運びにもGood
ケープの黒バージョン。写真のようにぐるぐるっとラフに巻いてもいいし、ショールのように肩全体に掛けられる大きさ
「ポーチとして使える 撥水 サコッシュ」も今季の新商品。名前のとおりストラップを外すとポーチになるのが便利。990円とコスパもよし
アウターの新商品も続々発売予定です

竹を活用したエコな生活雑貨、天然水のスキンケア用品に注目を

 日用品では岩手県釜石の天然水を使用した敏感肌用のスキンケアシリーズが登場。詰替パウチの一部にバイオマスプラスチックを使用したもので、化粧水と乳液それぞれに、さっぱり、しっとり、高保湿の3タイプがあります。

使いやすく長持ちする生活雑貨がいろいろ
敏感肌用のスキンケアシリーズは9月下旬から販売開始予定

 生活雑貨では、生長の早い「竹」を100%使用し環境に配慮したティッシュやキッチンペーパーなどが登場。無漂白で仕上げているので素朴な風合いも魅力です。竹材ストローや楊枝などもラインアップしています。

竹100%のティッシュペーパーやポケットティシューなど
折れにくい楊枝も竹材でできています
フリーザーバッグやウェットティシュー、ポリエチレン袋など

 注目したいアイテムが「携帯用ペーパーナプキン」。ポケットティッシュより一回り小さいサイズなのですが、これって一体どういうときに使うもの?と思って聞いてみると、コロナ禍でハンカチ代わりに使う人が増えたのだとか。

「外で手を洗う機会が増えた今、ハンカチも濡れたままの状態でバッグにあるのは抵抗がありますよね。これだと拭いてすぐ捨てられます」。なるほど~! 使い捨てハンカチとして旅行のときにもよさそう。こちらは既存商品でもあるのですが、内容量が変更されて11月に発売予定です。

ティッシュより厚みがあるので、濡れた手を拭いても破けたり貼り付いたりしにくいのがポイント。既存商品で4個入りが販売されていますが、6個入りが新商品として発売されます

20種類の「かんたん調理の素」が新発売。食べたいメニューが気軽に!

 食品では、素材の風味を生かしたジャムやマーマレード、常温保存できてレンジで温めるだけのお惣菜&スープなど。家にある食材で簡単に1~2人前のおかずが作れちゃう「かんたん調理の素」は10月中旬に発売されます。

 そのほか自宅で気軽に楽しめるカフェドリンクや本格チョコレートなども登場。秋の夜長に味わうにもよさそうです。

洋食屋さんのカレーがお手本のごちそうカレーは、具材とソースにこだわったレトルト商品
ありそうでなかったジャム。北海道産の小豆を使ったあんスプレッドは粒あんとこしあんの2種
全11種類あるチョコレート。オランジェットや3種のチョコがけミックスナッツはお酒にも合いますね
かんたん調理の素は全20種類。タッカルビの素、アヒージョの素、タンドリーチキンの素など世界各国の味も手軽に楽しめます

 買いだめしちゃいそう!と思ったのは、素材の味を生かしたお惣菜のレトルトシリーズ。常温保存できて電子レンジで温めるだけなので、買い置きしておくと便利そう! 忙しい人にオススメです。

レトルトシリーズは豚の角煮や肉じゃが、ぶり大根など、お馴染みのお惣菜が多数

 最後に旅行アイテムから耳寄りニュースを。キャリーバーの高さを自由に調整できるストッパー機能付き「ハードキャリーケース」が、2022年秋冬シーズンからリニューアルとなりました。今回の展示会ではお目にかかれませんでしたが、環境に配慮した新素材を採用し、本体表面が従来品よりもマットな質感に仕上がっているとのこと。また、1週間程度の旅行に最適な75Lも新サイズとして登場し、すでに販売中です。

 ほかにも新しい良品が目白押しなので、気になる人はお近くの店舗やWebサイトでチェックしてみてくださいね。