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関東最大の売場面積を誇る「無印良品 東京有明」内覧会レポート。12月3日オープン
2020年12月3日 07:00
- 2020年11月30日 内覧会
- 2020年12月3日 オープン
無印良品を展開する良品計画は、住友不動産商業マネジメントが運営する「住友不動産ショッピングシティ有明ガーデン」の1階~3階に、「無印良品 東京有明」を2020年12月3日にオープンする。11月30日には報道陣向けに内覧会が開催された。
無印良品 東京有明のあるショッピングシティ有明ガーデンは、東京ビッグサイト近く、りんかい線国際展示場駅から徒歩7分、ゆりかもめ有明駅から徒歩4分にある、ショッピングモールやホテル、温泉施設などがある複合施設で、今年6月に開業している。
無印良品 東京有明
オープン日: 2020年12月3日
営業時間: 10時~21時 ※当面は20時閉店。Cafe&Meal MUJI東京有明のラストオーダーは19時30分
所在地: 住友不動産ショッピングシティ有明ガーデン モール&スパ 1階~3階(東京都江東区有明2-1-7)
アクセス: ゆりかもめ 有明駅から徒歩約4分、有明テニスの森駅から徒歩約3分、りんかい線 国際展示場駅から徒歩約7分、都営バス 有明二丁目停留所前
Webサイト: 無印良品 東京有明
無印良品の店舗面積で見ると、東京有明は「関東圏最大」の規模となっていて、旗艦店とされている銀座店の約3300m 2 (ホテル部は抜く)を抜いた約4629m 2 となる。国内最大は直江津ショッピングセンター2階にある直江津店で約4935m 2 。東京有明はそれに次ぐ2番目の売場面積ということになる。
2階が家関連のフロアとなっている。キッチン用品や家電、寝具、収納用品、掃除用品といったいつもの商品のほとんどが取りそろえられているほか、「くらしなんでも相談所」としてさまざまな相談ができるカウンターも用意している。各所にコーヒーの販売機が置かれ、休憩もできるユッタリとした作りになっている。
無印良品 東京有明では、この2階にて家に関すること全般の相談ができることも大きな特徴。マンションなどの全面リノベーション(スケルトンリフォームなどとも呼ばれる、躯体以外の内装仕上げと設備機器すべてを新規に作り替える手法)を想定した「MUJI INFILL 0(スケルトンに施す内装関連をインフィルと呼ぶ)」のモデルルームや、それ以外に家の一部のみのリフォーム「MUJI INFILL+」に関した相談をするコーナーがモデルルームやカウンターが併設された状態で用意されている。
さらに、無印良品が手掛ける一軒家シリーズのひとつ「陽の家」のモデルハウスが原寸大で吹き抜けに展示されている。「陽の家」は、木の素材をいかした木造平屋で、サッシが全開し外のウッドデッキと一体感がある開放的な作り。内部も含め自由に体感でき、生活がイメージしやすくなっている。本体のみの工事価格は税込1777万円。
1階は食に関するフロア。おなじみのレトルトや冷凍の食品のほか、新鮮な旬の青果も販売されている。食品の量り売りコーナー、ジューススタンド、好きな量で買える「ブレンドティ工房」、店内で焼いたパンを販売する「MUJI Bakery」など特徴あるコーナーが多く楽しめる。売り場の3分の1ほどが「Cafe&Meal MUJI」というカフェ・レストランとなっている。
3階は、衣料品を中心に文具や化粧品など生活雑貨のフロア。洗剤4種と電解水の量り売りコーナーがあり、空のペットボトルか無印良品の使い切った洗剤ボトルに100mL単位で詰め替え販売してもらえる。また、購入した商品に刺繍を入れてもらえる「刺繍工房」もある。子供服や用品と子供が遊べるおもちゃも用意されていた。
内覧会では、良品計画 代表取締役会長の金井政明氏が登壇し、世界最大級の規模となる直江津店、千葉県木更津にある道の駅「里のMUJI みんなみの里」、カフェもある産学共創店舗「MUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」などの最近のオープンや活動状況の報告、2010年に発行された大型本「MUJI BOOK」の2020年版「MUJI BOOK 2」と書籍「MUJI IS 無印良品アーカイブ」が発売されたことなどを織り交ぜながら「空間を提供しつつ、お客様の生活に巻き込まれていく店を、実験的要素も含め一緒になって作っていければと思っています」とあいさつがあった。
続いて、無印良品 東京有明店長の松橋衆氏から店舗の詳しい解説があり、「100に8のサービスを充実させた百貨店を超える“百八貨店”を打ち出し、住空間を充実させる店舗としていきます。暮らし方や働き方を快適にしていくような提案をしていきたいと思います」と方向性を示した。