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セグウェイのEVスクーター「Segway B110S」がMakuakeで先行販売。さっそく乗ってみた! 最高時速38km/h、航続67km
2022年7月8日 15:30
- 2022年7月8日 開始
オオトモは7月8日、セグウェイブランドのEVスクーター「Segway B110S」の日本導入を記念して、Makuakeで先行予約販売キャンペーンを開始した。期間は7月8日14時~8月30日18時。
Segway B110SはSegway-Ninebotが製造するセグウェイブランドのEVスクーターで、日本の原付一種免許で運転できるモデルとなる。スマホを使ったキーレスエントリーシステム「Airlock」による鍵のいらない使い勝手と高度なセキュリティシステム、そして約67kmという長い航続距離はSegway B110Sの大きな特徴だ。そのスペックに目を移すと日本の原付一種とするために定格モーター出力は欧州仕様よりも抑えた570W、最高速度も38km/hとなっている。
一般販売予定価格は43万7800円で、Makuakeでは32%オフ、24%オフなどの早割を実施している。
実際に乗ってみると発進時にも加速時にもEVらしいトルクフルなフィーリングを感じる。原付一種免許で乗ることができる気楽さとユーザー層の幅広さを考えると、むしろ発進時などはもう少し穏やかな方がよいと感じるくらいパワフルだ。なお最大登坂角度は15度(約27%)と登坂にも強く、日常使いとしては十分過ぎる動力性能を持つ。また、早朝の住宅地などではほぼ無音で走行するEVのメリットも大きい。
もう一つの特徴は専用アプリにより認証されたスマホが近づくとスクーターのロックが解除されメインスイッチを押すだけでサッと発進できる気楽さだ。もちろん離れると自動でロックがかかる。なお、シートから体が離れていたり、スタンドが立っている状態では電源が入りスタンバイ状態となるものの、その状態でアクセルを回しても発進はしない。
ちなみに、この認証済みスマホがない場合でも付属のNFCキーカードをメーターディスプレイにタッチしたり、本体にパスコードを入力することで走行は問題なくできる。ただし後述するセキュリティシステムなどの活用を考えると専用アプリによる認証を使うことでSegway B110Sが持つ手軽さと盗難に対する安全性を活かせるようになるのでお勧めだ。また、このアプリによってバッテリー残量や走行可能距離や走行記録など各種データのより詳細な情報の確認も行なえる。
スマホによりスタートまでのプロセスが簡略化されサッと乗れて、サッと降りる気軽さが特徴のモデルゆえに、心配される盗難の対策も多岐にわたり用意されている。まずは認証されたスマホが近づかないと一切の操作を受け付けない。ここが基本。また、スクーターから離れた際も車体に振動や動きがあればリアルタイムにスマホに情報が送られ、またなんらかの方法で車両が移動されてもGPSによる追跡機能で位置確認ができる。加えて、走行中に異常な転倒や強烈な衝突が発生した場合にはアプリにあらかじめ登録した家族などの緊急連絡先にショートメッセージで位置情報を送信することも可能となっている。
これら車両側に内蔵されたシステムは外すことができないようになっていて、バッテリーを外している状態でも各種セキュリティは常に有効となっている。
充電は車両本体にケーブルを直接接続するか、バッテリーを外して室内など任意の場所での充電する。なおバッテリーの重量は11.6kg。充電時間は100~240V対応の専用充電器で100%充電なら4時間、80%充電なら3時間。ちなみに、この専用バッテリーは簡単に外すことが可能だが、バッテリーの盗難を防ぐためにバッテリー本体と車両の組み合わせがあらかじめ登録されていて、同型モデルであっても別の車両では使えないようなっている。もし使用しようとしても車両自体にもロックがかかり走行ができなくなる。
今回日本に導入されるSegway B110Sのボディカラーはブラックとオレンジの2種類。シックなブラックに対しオレンジはライトグレー×オレンジ×ブラックの3色が組み合わされたポップな外観となっている。