土屋鞄、自社製の革製品を無料引取・修理して再販売。提供者には20％引きクーポン

土屋鞄製造所は自社製の革製品を修理して再販売するリユース事業を開始する

　土屋鞄製造所は、古くなった自社製の革製バッグを無料で引き取り、修理して再販売するリユース事業を開始する。

　集めた製品は、リユース専門の職人が東京・西新井の工房で丁寧に修理、メンテナンスする。バッグの状態に応じて、クリーニングや保革、補色といった革のメンテナンスのほか、内装の張り替えや破損パーツ（ファスナー等）の交換、糸のほつれ直しなどを行なう。

　価格は最大で定価の半額に抑え、販売後は新品と同様の返品保証・修理サービスも提供する。

　なお、バッグの提供者には、店舗とオンラインストアで大人向け鞄の購入時に利用できる20％の割引クーポンを配布する。

リユース専門の職人が修理、メンテナンスする

　2022年の製品引き取り期間は、6月1日～6月30日と10月1日～10月31日の2回で、大人向け鞄を扱う全国14店舗と配送（着払い）で受け付ける。リユース品の販売期間は、9月～10月頃と、11月～12月頃を予定している。販売場所は、東京都・中目黒と大阪府・大阪市（グランフロント大阪）のランドセル専門店「童具店」2店舗。

　さらに2023年以降は、リユース対象製品をバッグ以外の財布やキーケースといった小物にも広げるほか、引き取りと販売の期間延長、販売店舗の拡大、他社の革製品の取り扱いなども計画している。