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ソラシドエア、機体で地域を応援する空恋32弾就航。沖縄市は「国際色豊かでちゃんぷる~な世界観」と髙橋社長

2022年4月11日 就航

ソラシドエアの「ちゃんぷる~文化のまち 沖縄市へGO」が就航

 ソラシドエアは4月11日、機体を活用した地域振興プロジェクト「空恋~空で街と恋をする~」の第32弾として、沖縄県沖縄市による「ちゃんぷる~文化のまち 沖縄市へGO」の運航を開始した。沖縄県の空恋プロジェクトは5機目。

 本島中部に位置する沖縄市は沖縄県第2の都市で、40数か国の人々が住んでおり、沖縄県のなかでも特に“ちゃんぷる~(混ぜこぜ)文化“の濃い街だという。その沖縄市とのコラボレーション機「ちゃんぷる~文化のまち 沖縄市へGO」は、市の花であるハイビスカスの上に沖縄市エイサーのキャラクター(さなじぃ、サーちゃん、エイ坊、たーくん)のイラストをデカールであしらったデザイン。

 背景に描かれているのは音楽のまちを象徴する「コザ・ミュージックタウン」のモニュメントと「沖縄アリーナ」。同市のコザ運動公園に2021年に誕生した「沖縄アリーナ」は、プロスポーツ観戦やコンサート、展示会場として1万人規模を収容できる沖縄県初の全天候型の大規模アリーナだ。

ソラシドエアの「空恋~空で街と恋をする~」は地域振興の機体活用プロジェクトで、九州や沖縄の自治体名などを機体に描いてPRしている
機体に貼られたデカールには沖縄エイサーキャラクターのさなじぃ、サーちゃん、エイ坊、たーくんが並んでいる

 那覇発の初便となったのは那覇10時40分発~羽田13時10分着のSNA022便で、搭乗ゲート前では記念セレモニーが行なわれ、ソラシドエア 代表取締役社長の髙橋宏輔氏をはじめ、沖縄市長の桑江朝千夫氏、沖縄市観光物産振興協会会長の島袋隆氏らが参列。テープカットやフォトセッションを行ない就航を祝った。

 また、セレモニーには沖縄市観光親善使節でミスハイビスカスの永山里奈さんや、沖縄市エイサーPRキャラクターのエイ坊も参加。さらにソラシドエアの那覇~羽田線就航1周年特別企画として、沖縄県出身のパイロット 安里英幸さんとCAの安里久美子さんの兄妹社員も応援にかけつけ、就航を盛り上げた。

 搭乗した142名の乗客には搭乗証明書やフライトタグなどの記念品が配布され、SNA022便は羽田へ向けて飛び立っていった。

「ちゃんぷる~文化のまち 沖縄市へGO」の機内では沖縄市の情報誌を搭載し、オリジナルアナウンスのほか、CAが沖縄市のイメージバッジが付いたエプロンを着用するなどして沖縄市をPRする。機材はボーイング 737-800型機(登録記号:JA809X)。4月11から約1年間の運航を予定しており、ソラシドエアの全就航路線を運航する。

「今年は沖縄の本土復帰50年を迎える大きな節目の年に沖縄市の特別機が運航することに大きな意義を感じる。沖縄の伝統文化と異文化が混ざり合う国際色豊かな沖縄市を多くの皆さまに知ってもらい、たくさんの人たちに来てもらえたら」とあいさつした沖縄市長の桑江朝千夫氏
一般社団法人沖縄市観光物産振興協会会長 島袋隆氏は「沖縄市を1年間PRしていただけることに心躍る喜びを感じている。私たちも目一杯おもてなしをしますのでぜひコザに足を運んでいただけたら」とあいさつし空恋プロジェクトに対して期待を込めていた
株式会社ソラシドエア 代表取締役社長の髙橋宏輔氏は、「先日沖縄市に伺ったのだが、確かに国際色豊かでいろいろなものが混ざり合って、ちゃんぷる~な世界観だった。沖縄の本土復帰50周年という節目の年に3年ぶりの沖縄県の空恋を実施させていただくのは身の引き締まる思いであり、大きな喜びでもある」と述べた
沖縄県出身のパイロット 安里英幸さんとCAの安里久美子さんの兄妹社員も応援に駆けつけた
那覇発SNA022便ではテープカットや見送りなどの式典を実施。搭乗客には記念品を配布した
空の旅を通して、九州・沖縄の街と出合い恋をしてもらいたいというソラシドエアの「空恋」プロジェクト