ニュース

JR西日本、三ノ宮新駅ビルには商業施設やホテル、オフィス、広場空間を導入。2023年度の着工を目指す

2022年3月30日 発表

JR西日本とUR、神戸市はJR三ノ宮新駅ビルと三宮周辺地区の再整備について方向性を決定した

 JR西日本(西日本旅客鉄道)とUR(都市再生機構)西日本支社、神戸市は、JR三ノ宮新駅ビルと三宮周辺地区の再整備について、JR西日本グループ・URの共同事業としての推進と開発方針の方向性を決定した。

 同計画は、三宮周辺地区に神戸の玄関口にふさわしい空間を整備するとともに、地域のランドマークとなる新駅ビルを開発することで、神戸の魅力を発信し、新たな神戸ブランドの創出を目指すもの。6つの駅の間の乗換動線を快適にし、街の一体感を醸成する。

神戸三宮「えきまち空間」基本計画

 新駅ビル開発では、JR西日本グループがビル建設を行ない、URが共同事業者として土地の一部を取得。新駅ビルと歩行者デッキ、三宮クロススクエアの工事間調整や、公共施設活用に関わるルールづくり、エリアマネジメント組織の立ち上がり支援などを行なう。

 導入機能としては、商業施設(店舗面積約1万9000m 2 )、ホテル(客室数約250室)、オフィス(賃貸面積約6000m 2 )、広場空間(面積約2500m 2 )を予定している。

JR三ノ宮新駅ビルとその周辺の乗換動線イメージ
三宮クロススクエア(東側・第1段階)イメージ
JR三ノ宮新駅ビル外観
駅前広場上空デッキ(ミント神戸前から南西を臨む)

三ノ宮新駅ビル

所在地: 兵庫県神戸市中央区雲井通8-1-2
用途: 商業、ホテル、オフィス
総事業費: 約500億円
敷地面積: 約8600m 2
延床面積: 約10万m 2
階数: 地下2階、地上32階、塔屋2階
高さ: 約160m
着工予定: 2023年度
開業予定: 2029年度