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新名神、八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・ICの開通目標は2027年度に。トンネル掘削の工程見直しなど

2022年2月9日 発表

NEXCO西日本は、新名神 八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・ICの新たな開通目標を2027年度と発表した

 NEXCO西日本(西日本高速道路)は2月9日、国土交通省や関係自治体らと「E1A新名神高速道路(八幡京田辺 JCT・IC~高槻 JCT・IC 間)連絡調整会議(第2回)」を実施し、開催結果を発表した。

 同区間においては、1月27日に行なわれた連絡調整会議において、枚方トンネル東側発進立坑の用地取得遅延と汚染土の確認などによる工事着手の遅れや、枚方トンネル発進立坑の仮設土留め工において、想定以上の硬さの砂礫層で施工機械が動かなくなるなど問題が発生したこと、トンネル掘削土の運搬車輛の受け入れ台数制限や、国内最大シールドマシンの狭小ヤードでのUターンなどの検討が必要であるとし、予定していた2023年度の開通は「困難な状況」と報告していた(関連記事「新名神、八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・IC間も『2023年度開通は困難』。工程精査で開通時期見直しへ」)。

 同社では、土砂搬送設備などを設置可能となる区間までの掘進である初期掘進から、本掘進への段取替え作業を行なう際のシールドマシン停止位置を見直し、本掘進と比べて時間を要する初期掘進の施工延長や、シールドマシンの回転作業の工事工程を精査。開通目標を2027年度とし、引き続き工事の促進を図るとしている。

工事工程の精査について