ニュース

ヤマップ、群馬県警察と連携。登山届がスマホで完結

2022年1月19日 発表

スマホで登山届を提出

 ヤマップは、群馬県警察と「『登山届情報システム』の活用に関する協定」を締結した。これにより、登山アプリ・Webサービス「YAMAP」で「登山計画」を作成・提出するだけで、群馬県警察への正式な「登山届」として受理されるようになる。

 都道府県別にみると、群馬県の2020年の山岳遭難数は107人(85件)と全国で7番目に多い。また、遭難件数のうち登山計画書を提出したグループはわずか28.2%(24件)で、登山計画書の提出率が低いことが遭難救助を行なう際の大きな課題となっている。

 そこで同アプリでは、事前にコースタイムを自動計算して無理のない登山計画が作成できると同時に、作成した登山計画を「YAMAPに登山計画を提出する」ボタンを押すだけで、家族・友人にも共有できる登山計画・提出機能を、群馬県警察とも連携。アプリに登山計画を提出すると群馬県警察へも正式な登山計画書を提出できる。

 登山者は別に登山届を作ったり、登山計画書を印刷・郵送・投函したりするなどの手間が省けて利便性が上がる。登山者が遭難して通報を受けた場合にも、救助に有力な登山ルートなどの情報を早く照会・把握できるため、より迅速な救助活動を行えるようになる。