ニュース

華やかなクリスマスの東京ディズニーシーに行ってみた! 名曲を一気に楽しめるハーバーグリーティングも

2021年11月9日~12月25日 実施

東京ディズニーシーでクリスマスのエンターテインメントやデコレーションを実施

 東京ディズニーリゾートは、11月9日~12月25日の期間、クリスマスのエンターテインメントプログラムやパーク内デコレーションを部分的に実施。東京ディズニーシーでも、例年に比べて抑えつつもクリスマスの雰囲気を楽しめる。ここでは、クリスマスならではの華やかなパーク内をレポートする。

メディテレーニアンハーバーを中心にクリスマスの雰囲気を感じられる

 例年クリスマスシーズンになると、パーク内が隅々までクリスマス仕様になる東京ディズニーシー。今回は新型コロナウイルスの影響でまだ一部のみのデコレーションに留まっているものの、昨(2020)年のクリスマスシーズンよりもやや華やかさが増した、明るい雰囲気のパークを楽しめる。

 入場してすぐにある地球儀・アクアスフィアの周辺には、東京ディズニーシーの20周年を祝う「タイム・トゥ・シャイン!」のデコレーションが設置され、華やかな雰囲気に。このプレート用のライティングはないため暗くなると見づらくなるので、プレートと記念撮影したいときは明るいうちに撮影しておこう。

 メディテレーニアンハーバーへのエントランスとなるミラコスタの壁面は「タイム・トゥ・シャイン!」の豪華なタペストリーとともにツリーやリースなどのクリスマスのデコレーションで飾られ、続くミラコスタ通りの天井にはミッキーマウスやミニーマウスのクリスマスがテーマのステンドグラスも楽しめる。

 通路を抜けた先に現われるメディテレーニアンハーバーも、外灯からショップ、レストランの入り口など方々がクリスマスのデコレーションで飾られて華やかだ。例年に比べると抑えられているものの、ポイントを絞ったデコレーションがされているようだ。

アクアスフィアの周辺は「タイム・トゥ・シャイン!」のデコレーションで華やか
エントランスは「タイム・トゥ・シャイン!」のタペストリーに加えてクリスマスツリーやリースで豪華に
入り口両側のクリスマスツリーやリースはクラシカルで華やかな雰囲気
ミラコスタ通りも「イッツ・クリスマスタイム!」の衣装のミッキーマウスやミニーマウスのステンドグラスが登場
メディテレーニアンハーバーの外灯もヒイラギのデコレーションに
メディテレーニアンハーバー周辺は、各ショップごとに違うリースで飾られ見応え十分
カフェ・ポルトフィーノの入り口は、フルーツをイメージするカラフルなリースに

 一方、例年であればメディテレーニアンハーバーと張る豪華さを誇るアメリカンウォーターフロントは、マクダックス・デパートメントストアの正面が昨年同様の華やかなデコレーションになっているものの、それ以外のデコレーションはごく控えめ。今年もS.S.コロンビア号前の広場に巨大なクリスマスツリーは設置されていないが、外灯やショップなどにクリスマスのさまざまなデコレーションが楽しめる。

 また、パーク内のいろいろな場所で行なわれているキャラクターグリーティングも注目だ。感染症対策でキャラクターとゲストが距離を取って周囲を囲んでコミュニケーションを取る方法だが、キャラクターの反応は抜群で、ゲストは十分なやり取りを楽しんでいた。むしろ1人が独占することがない分、行列もなく、逆に写真は撮りやすそうだ。

 自撮りでキャラクターと一緒に撮ろうとすると、キャラクターが素早く反応してポーズを取ってくれることも多く、順番待ちの列はないが意外にスムーズで充実したキャラクターグリーティングになっていた。ヒイラギの飾りやクリスマスのグッズなど、今だけのアイテムを身に着けているキャラクターも多いので、クリスマスシーズンだけの違いも楽しめる。

マクダックス・デパートメントストアは正面を中心にクリスマスのデコレーションで飾られ豪華に
S.S.コロンビア号前の広場にツリーの設置はないが、周辺のショップは、リボンを多用したほかと違うデザインのデコレーションが楽しめる
キャラクターグリーティングはさまざまな場所で実施されて大人気。距離を取りつつ、自撮りで一緒に写真に写る技をキャラクターもゲストもうまく習得していた
ヒイラギをデザインしたグッズなど、いつもと違うグッズを身に着けたキャラクターもたくさん。リルリンリンなどクリスマスのグッズを身に着けているゲストにもキャラクターがよく反応していた
ゲストたちはキャラクターとしっかり距離を取って写真を撮影。どの方向にもしっかりかわいいポーズを決めてくれるので、近づけないとはいえ想像以上に充実したキャラクターグリーティングになっている

 一方、11月4日から「ダッフィー&フレンズのウォームウィンター・ストーリータイム」が実施されているケープコッドは、例年ほどではないものの、ほかのエリアよりもクリスマスのデコレーションが華やか。例年どおり大きなクリスマスツリーも飾られ、写真撮影の列もできている。

 ケープコッド・クックオフやアーント・ペグズ・ヴィレッジストア周辺のデコレーションもとてもフォトジェニックなので、クリスマスを感じる写真を撮りたいときはケープコッドを訪れてみるのもお勧めだ。

ケープコッドの大きなクリスマスツリーは例年どおりかわいさ満点
アーント・ペグズ・ヴィレッジストアもカントリー調のリースでフォトジェニックさがさらに増している
ケープコッド・クックオフの周辺もいろいろな場所がクリスマス仕様に

歴代の人気ハーバーショーが追体験できる大満足のハーバーグリーティング

ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング:ディズニー・クリスマス

公演場所: メディテレーニアンハーバー
公演時間: 約10分(1日2回)

11月9日~11月23日: イッツ・クリスマスタイム!
出演キャラクター: ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、グーフィー、マックス、サンタクロース

11月24日~12月9日: クリスマス・ウィッシュ
出演キャラクター: ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、チップ、デール、サンタクロース

12月10日~12月25日: パーフェクト・クリスマス
出演キャラクター: ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、ダッフィー、シェリーメイ、サンタクロース

 昨年に引き続き今年もハーバーショーは実施されないが、ハーバーグリーティングを今年も実施。ミッキーマウスやミニーマウスなど人気キャラクターたちが船上からグリーティングを行なう。

 ハーバーグリーティングは、メディテレーニアンハーバーの岸辺沿いに大きく3周し、広いエリアで鑑賞できる船上からのグリーティング。ハーバーショーで使われる船は、20周年記念として9月から行なわれているハーバーグリーティング「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング“タイム・トゥ・シャイン!”」と同じタイプだが、クリスマスのデコレーションで華やかな雰囲気だ。

 今回のハーバーグリーティングは、これまで行なわれてきたハーバーショー3種類の音楽とコスチュームが時期によって楽しめる。11月9日からは、2019年から開始された「イッツ・クリスマスタイム!」を、11月24日からは「クリスマス・ウィッシュ」を、12月10日からは「パーフェクト・クリスマス」を実施。実施時間は約10分間だが、過去のハーバーショーで使用された名曲揃いで、内容も充実。なじみのある曲とダンスで充実した時間が過ごせるだろう。

メディテレーニアンハーバーのなるべく岸辺沿いを大きく3周するので、どのエリアでも比較的近くで鑑賞できる
キャラクターたちはその時期に合わせて3種類のコスチュームで登場。行く時期によってさまざまなコスチュームが楽しめる
ドナルドダックとデイジーダックのカップルは3種類どのバージョンにも登場する
グーフィーとマックスの登場は23日まで。24日からはチップとデールが、12月10日からはダッフィーとシェリーメイが登場する

 ハーバーグリーティングはキャラクターたちが陸上には降りることはないが、同じくハーバーグリーティングとして実施されている「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング“タイム・トゥ・シャイン!”」と同様に、一部エリアはエントリーの対象になっているので注意しよう。

「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング:ディズニー・クリスマス」は、停止するのは湾内のほぼ中央に2回。そのためどのエリアからでも見やすいが、どうしても停止した船の正面から見たいという場合は、ピアッツァ・トポリーノのエントリーにチャレンジしよう。

「イッツ・クリスマスタイム!」のバージョンでは、同名のハーバーショーでもおなじみの曲で構成され、まずは「We Wish You The Merriest」でスタート。登場した船が右回りでメディテレーニアンハーバーを周回し、メディテレーニアンハーバー沿いに囲むゲストたちにキャラクターたちが元気に手を振っていく。

 中央で一度停止し、キャラクター全員で「メリークリスマス!」とあいさつ。「一年で最もきらびやかな季節がやってきたね」というミッキーマウスに、ミニーマウスが「喜びを分かち合いましょう」と答えて船が動き出し、同じルートでメディテレーニアンハーバーを周回しながら次の曲へ。

「It's The Most Wonderful Time Of The Year」に合わせて優雅に踊ったあと、ドナルドダックやミッキーマウスが「雪遊びしたいね」と話ながらダンサブルな「Let it snow!」へ。ノリノリのサンタクロースが踊るなか、グーフィーやマックスの掛け声で「Rudolph, the Red-Nosed Reindeer」が始まり、ゲストのみんなもおなじみのダンスで一緒に踊り、最高の盛り上がりに。

 再び船が中央に止まり、一転して東京ディズニーシーのクリスマスと言えばこの曲!というイメージの「Welcome To Christmas」をミニーマウスが感動的に歌い始める。それにミッキーマウスが続き、サンタクロースも一緒に歌いあげてキャラクター全員で曲に合わせてゆったりダンス。

 最後にサンタクロースが「メリークリスマス!」と掛け声をかけ、再びノリノリの「We Wish You The Merriest」や定番の「We Wish You a Merry Christmas」の曲とともにメディテレーニアンハーバーをゲストたちに手を振りながらまわり、ミッキーマウスの「バイバーイ!」という声やミニーマウスの「また会いましょうね!」という声でメディテレーニアンハーバーをあとにする。

 ハーバーグリーティングとはいえ、これまでの東京ディズニーシーで過ごしたクリスマスの思い出もよみがえるような、名曲ぞろいの充実したエンターテイメント。まだパーク内で実施されるエンターテイメントプログラムが少ないなか、貴重な時間だ。

 久しぶりに東京ディズニーシーを訪れたゲストには、元気なミッキーマウスたちを揃って見られる少ない機会なので、来園時は同じくハーバーグリーティングの「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング“タイム・トゥ・シャイン!”」とともにぜひ見逃さないようにしよう。

元気な姿でゲストたちを迎えるミッキーマウスに、ゲストたちもくぎ付け
ミニーマウスもかわいい仕草でゲストたちと手を振り合ってコミュニケーション
1回目の停止では「We Wish You The Merriest」を終わったあと「メリークリスマス!」とゲストたちにあいさつ
2回目の停止では壮大な雰囲気の「Welcome To Christmas」を歌い上げる
もう一度サンタクロースから「メリークリスマス!」の掛け声がかかり、「We Wish You The Merriest」で再度元気いっぱいの雰囲気に
最後は「We Wish You a Merry Christmas」の曲で思い切りダンスしながら周回
パワーアップしてゲストたちに最後のグリーティングをしていく
ドナルドダックとデイジーダックもノリノリでダンス
メディテレーニアンハーバーのどのエリアのゲストたちにも全力でグリーティング
ミッキーマウスの「バイバーイ!」の声で船はメディテレーニアンハーバーをあとにする