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華やかなクリスマスの東京ディズニーシーに行ってみた! 名曲を一気に楽しめるハーバーグリーティングも
2021年11月22日 14:05
- 2021年11月9日~12月25日 実施
東京ディズニーリゾートは、11月9日~12月25日の期間、クリスマスのエンターテインメントプログラムやパーク内デコレーションを部分的に実施。東京ディズニーシーでも、例年に比べて抑えつつもクリスマスの雰囲気を楽しめる。ここでは、クリスマスならではの華やかなパーク内をレポートする。
メディテレーニアンハーバーを中心にクリスマスの雰囲気を感じられる
例年クリスマスシーズンになると、パーク内が隅々までクリスマス仕様になる東京ディズニーシー。今回は新型コロナウイルスの影響でまだ一部のみのデコレーションに留まっているものの、昨(2020)年のクリスマスシーズンよりもやや華やかさが増した、明るい雰囲気のパークを楽しめる。
入場してすぐにある地球儀・アクアスフィアの周辺には、東京ディズニーシーの20周年を祝う「タイム・トゥ・シャイン!」のデコレーションが設置され、華やかな雰囲気に。このプレート用のライティングはないため暗くなると見づらくなるので、プレートと記念撮影したいときは明るいうちに撮影しておこう。
メディテレーニアンハーバーへのエントランスとなるミラコスタの壁面は「タイム・トゥ・シャイン!」の豪華なタペストリーとともにツリーやリースなどのクリスマスのデコレーションで飾られ、続くミラコスタ通りの天井にはミッキーマウスやミニーマウスのクリスマスがテーマのステンドグラスも楽しめる。
通路を抜けた先に現われるメディテレーニアンハーバーも、外灯からショップ、レストランの入り口など方々がクリスマスのデコレーションで飾られて華やかだ。例年に比べると抑えられているものの、ポイントを絞ったデコレーションがされているようだ。
一方、例年であればメディテレーニアンハーバーと張る豪華さを誇るアメリカンウォーターフロントは、マクダックス・デパートメントストアの正面が昨年同様の華やかなデコレーションになっているものの、それ以外のデコレーションはごく控えめ。今年もS.S.コロンビア号前の広場に巨大なクリスマスツリーは設置されていないが、外灯やショップなどにクリスマスのさまざまなデコレーションが楽しめる。
また、パーク内のいろいろな場所で行なわれているキャラクターグリーティングも注目だ。感染症対策でキャラクターとゲストが距離を取って周囲を囲んでコミュニケーションを取る方法だが、キャラクターの反応は抜群で、ゲストは十分なやり取りを楽しんでいた。むしろ1人が独占することがない分、行列もなく、逆に写真は撮りやすそうだ。
自撮りでキャラクターと一緒に撮ろうとすると、キャラクターが素早く反応してポーズを取ってくれることも多く、順番待ちの列はないが意外にスムーズで充実したキャラクターグリーティングになっていた。ヒイラギの飾りやクリスマスのグッズなど、今だけのアイテムを身に着けているキャラクターも多いので、クリスマスシーズンだけの違いも楽しめる。
一方、11月4日から「ダッフィー&フレンズのウォームウィンター・ストーリータイム」が実施されているケープコッドは、例年ほどではないものの、ほかのエリアよりもクリスマスのデコレーションが華やか。例年どおり大きなクリスマスツリーも飾られ、写真撮影の列もできている。
ケープコッド・クックオフやアーント・ペグズ・ヴィレッジストア周辺のデコレーションもとてもフォトジェニックなので、クリスマスを感じる写真を撮りたいときはケープコッドを訪れてみるのもお勧めだ。
歴代の人気ハーバーショーが追体験できる大満足のハーバーグリーティング
ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング:ディズニー・クリスマス
公演場所: メディテレーニアンハーバー
公演時間: 約10分(1日2回)
11月9日~11月23日: イッツ・クリスマスタイム!
出演キャラクター: ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、グーフィー、マックス、サンタクロース
11月24日~12月9日: クリスマス・ウィッシュ
出演キャラクター: ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、チップ、デール、サンタクロース
12月10日~12月25日: パーフェクト・クリスマス
出演キャラクター: ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、ダッフィー、シェリーメイ、サンタクロース
昨年に引き続き今年もハーバーショーは実施されないが、ハーバーグリーティングを今年も実施。ミッキーマウスやミニーマウスなど人気キャラクターたちが船上からグリーティングを行なう。
ハーバーグリーティングは、メディテレーニアンハーバーの岸辺沿いに大きく3周し、広いエリアで鑑賞できる船上からのグリーティング。ハーバーショーで使われる船は、20周年記念として9月から行なわれているハーバーグリーティング「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング“タイム・トゥ・シャイン!”」と同じタイプだが、クリスマスのデコレーションで華やかな雰囲気だ。
今回のハーバーグリーティングは、これまで行なわれてきたハーバーショー3種類の音楽とコスチュームが時期によって楽しめる。11月9日からは、2019年から開始された「イッツ・クリスマスタイム!」を、11月24日からは「クリスマス・ウィッシュ」を、12月10日からは「パーフェクト・クリスマス」を実施。実施時間は約10分間だが、過去のハーバーショーで使用された名曲揃いで、内容も充実。なじみのある曲とダンスで充実した時間が過ごせるだろう。
ハーバーグリーティングはキャラクターたちが陸上には降りることはないが、同じくハーバーグリーティングとして実施されている「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング“タイム・トゥ・シャイン!”」と同様に、一部エリアはエントリーの対象になっているので注意しよう。
「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング:ディズニー・クリスマス」は、停止するのは湾内のほぼ中央に2回。そのためどのエリアからでも見やすいが、どうしても停止した船の正面から見たいという場合は、ピアッツァ・トポリーノのエントリーにチャレンジしよう。
「イッツ・クリスマスタイム!」のバージョンでは、同名のハーバーショーでもおなじみの曲で構成され、まずは「We Wish You The Merriest」でスタート。登場した船が右回りでメディテレーニアンハーバーを周回し、メディテレーニアンハーバー沿いに囲むゲストたちにキャラクターたちが元気に手を振っていく。
中央で一度停止し、キャラクター全員で「メリークリスマス!」とあいさつ。「一年で最もきらびやかな季節がやってきたね」というミッキーマウスに、ミニーマウスが「喜びを分かち合いましょう」と答えて船が動き出し、同じルートでメディテレーニアンハーバーを周回しながら次の曲へ。
「It's The Most Wonderful Time Of The Year」に合わせて優雅に踊ったあと、ドナルドダックやミッキーマウスが「雪遊びしたいね」と話ながらダンサブルな「Let it snow!」へ。ノリノリのサンタクロースが踊るなか、グーフィーやマックスの掛け声で「Rudolph, the Red-Nosed Reindeer」が始まり、ゲストのみんなもおなじみのダンスで一緒に踊り、最高の盛り上がりに。
再び船が中央に止まり、一転して東京ディズニーシーのクリスマスと言えばこの曲!というイメージの「Welcome To Christmas」をミニーマウスが感動的に歌い始める。それにミッキーマウスが続き、サンタクロースも一緒に歌いあげてキャラクター全員で曲に合わせてゆったりダンス。
最後にサンタクロースが「メリークリスマス!」と掛け声をかけ、再びノリノリの「We Wish You The Merriest」や定番の「We Wish You a Merry Christmas」の曲とともにメディテレーニアンハーバーをゲストたちに手を振りながらまわり、ミッキーマウスの「バイバーイ!」という声やミニーマウスの「また会いましょうね!」という声でメディテレーニアンハーバーをあとにする。
ハーバーグリーティングとはいえ、これまでの東京ディズニーシーで過ごしたクリスマスの思い出もよみがえるような、名曲ぞろいの充実したエンターテイメント。まだパーク内で実施されるエンターテイメントプログラムが少ないなか、貴重な時間だ。
久しぶりに東京ディズニーシーを訪れたゲストには、元気なミッキーマウスたちを揃って見られる少ない機会なので、来園時は同じくハーバーグリーティングの「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング“タイム・トゥ・シャイン!”」とともにぜひ見逃さないようにしよう。
©Disney