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復元進む首里城に、那覇市内一望の仮設見学デッキ完成。10月27日オープン

2021年10月21日 発表

首里城の新たな見学ルート沿いに那覇市内を一望できる仮設見学デッキが10月27日にオープンする

 内閣府 沖縄総合事務局は10月21日、首里城復元の取り組み状況について、仮設見学デッキと解説板が完成し、10月27日にオープンすることを発表した。

 首里城の復元にあたっては、2021年3月に関係閣僚会議で決定した「首里城正殿等の復元に向けた工程表」に基づき、正殿の復元に2022年に着工、2026年までの復元を目指して取り組んでいる。

 それに先立ち、現在手続きが進められている木材倉庫や原寸場建築工事のため、来園者用の通路を切り替える必要があるため、仮設見学デッキと解説板の整備を進めてきた。

 仮設見学デッキは延長約139mで、消失した北殿の北西付近に設置。那覇市内を一望できるビューポイントとなる。2021年度から2022年度にかけ、北殿北側を通る見学通路の整備も進められている。

 通路沿いに設置されるフェンスには、首里城や火災直後の状況を解説したグラフィックを展示。奉神門前、大龍柱補修展示室には2020年度に行なった大龍柱の補修作業の様子や、首里城復元の取り組み状況を映像で上映するデジタルサイネージを設置する。

整備状況