ニュース
NEXCO各社、暫定2車線のトンネルや長大橋梁へセンターパイプ・センターブロック試行設置。10月中旬から順次全国6か所へ
2021年10月7日 17:16
- 2021年10月6日 発表
NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)は10月6日、暫定2車線区間の正面衝突事故対策として長大橋梁やトンネルへの区画柵設置のトライアルを開始することを発表した。
暫定2車線区間の正面衝突対策としては2018年から土工部へ、2020年から橋長50m未満の中小橋梁部へのワイヤーロープ設置を進め、2022年度内の概成を目指している。
橋長50m以上の長大橋梁やトンネルへの設置については、技術の性能検証が進められていたが、2021年6月8日の「高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会(第5回)」を踏まえ、現在のラバーポールに替えて、センターパイプ、センターブロックを試行的に設置することを決定した。
今回、長大橋梁4か所、トンネル2か所に試行設置し、正面衝突事故対策としての有効性、適用性の検証を行なう。
区画柵の試行設置箇所(設置箇所:区画柵の種類、設置予定時期)
道央自動車道(E5)森IC~落部IC 「カド川橋」: センターパイプ、10月中旬~11月上旬)
道央自動車道(E5)森IC~落部IC 「落部川橋」: センターブロック、10月中旬~11月上旬)
東海環状自動車道(C3)美濃加茂IC~富加関IC 「栃洞トンネル」: センターブロック、11月上旬~11月中旬
中部横断自動車道(E52)新清水JCT~富沢IC 「福士川第三橋」: センターパイプ、11月中旬~11月下旬
山陽自動車道(E2)宇部JCT~宇部IC 「奥堤橋」: センターブロック、11月上旬
東九州自動車道(E10)中津IC~宇佐IC 「今仁トンネル」: センターパイプ、11月上旬~11月中旬