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福岡・海の中道海浜公園、球体テントやグランピング施設など設けた「滞在型レクリエーション拠点」2022年3月開業
2021年5月17日 15:18
- 2021年5月17日 発表
三菱地所、積水ハウス、公園財団、オープン・エーは5月17日、福岡県東区の「海の中道海浜公園」に、宿泊やアクティビティ施設を備える「滞在型レクリエーション拠点」を開業することを発表した。2021年7月に着工し、2022年3月のグランドオープンを予定している。
民間事業者が公園の整備、管理を担うPark-PFIを活用して国土交通省 九州地方整備局が公募し、4社が構成する「海の中道パーク・ツーリズム共同事業体」が選定されたもので、「パーク・ツーリズム」をコンセプトに滞在型レクリエーション拠点を創出。ここを中心に周辺地域と連携したアクティビティなどを企画し、訪問者の交流促進、公園全体ならびに周辺地域の活性化を図る。
整備を進める滞在型レクリエーション拠点では、公園という日常空間にいながら長期滞在することで「憩う」「学ぶ」「遊ぶ」といった非日常を体験でき、公園そのものが目的地となる「パーク・ツーリズム」実現を目指す。宿泊施設やレストラン、アスレチックタワーなどの常設施設を基盤に、海浜部を活用したカヌーやSUP(サップ)、ホーストレッキングなどの多様なアクティビティを展開する。
宿泊施設は、カモ池の周辺に幻想的な光景を生み出す13棟の「球体型テント」や、木造住宅シャーウッド構法を用いた「ヴィラ」1棟、家族やグループなどで利用できるグランピング施設「アウトドアリビング」12棟、海と夜景を楽しめるカップルなどの2名利用を想定した「シーサイドキャビン」3棟を設置する。
このほか、博多湾を望む浴場施設や、レストラン、屋外BBQスペース、休憩施設などを整備。アクティビティはアスレチックタワーやホーストレッキング、SUPやカヤック、アウトドアフィットネスなどを提供するほか、公園と志賀島を結ぶサイクリングや収穫体験、フィッシングなど地域と連携したプログラムを拡充していく。