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JR九州、列車内自動放送アプリを筑肥線で使用。ワンマン化でiPad活用

2021年3月11日 発表

JR九州がiPadを活用した列車内自動放送アプリの使用を開始する

 JR九州(九州旅客鉄道)とNSD、HOYAは3月11日、筑肥線の一部列車のワンマン化に併せ、列車内自動放送アプリを開発、使用を開始することを発表した。

 運転士のヒューマンエラー防止のために開発したiPadによる運転士向け支援アプリを拡張するもの。JR九州のワンマン列車では車両内に設置された専用機器を運転士が手動操作することで列車内自動放送を行なっているが、機器の操作性や多言語対応、放送内容の柔軟な変更への対応が課題となっていた。

 これを解決するため、専用の放送装置を必要としないiPadを活用した列車内自動放送アプリを開発。操作性の簡素化、音声編集の低コスト化、柔軟な放送内容変更、多言語対応などを実現する。

 同アプリは3月13日から筑肥線、唐津線(姪浜駅~西唐津駅)で運行する、303系3編成、305系6編成で導入を開始。今後、他路線への適用拡大を図っていく。

自動放送機能のイメージ
アプリ画面
列車内自動放送アプリの特徴