日本気象協会、2021年の桜開花予想（第1回）。全国的に早い開花、福岡の3月19日からスタート

2021年開花予想前線図

　日本気象協会は、日本全国49地点の桜の開花予想（第1回）を発表した。全国的に平年より早い開花となる見込みだが、記録的な早さで開花した2020年春と比較すると、近畿から東北にかけての多くの地点ではそこまで早まることはないとされている。一方、九州や四国、北海道は2020年春より早い開花となる予想。

　発表によると、桜の開花は3月19日に福岡からスタート。20日には熊本と高知、21日には大分と松山、下関、22日には鹿児島や長崎、佐賀、宮崎、和歌山、東京で開花する見通しとなっている。東北では4月上旬から中旬に開花するところが多く、4月下旬には桜前線が津軽海峡を渡り、4月24日には函館で開花するとされている。

　12月～1月はたびたび強い寒気が流れ込み、北陸を中心に日本海側では記録的な大雪となった。全国的に厳しい寒さの日も多く、桜の花芽の休眠打破は順調の行なわれたとみられている。

主な地点の開花予想日2021