ニュース

京急、抗菌・抗ウイルス座席の新造車両投入。ロング/クロスシート転換可能で座席指定列車などに

2021年春 導入

京急がウィズコロナの時代に合わせた車内設備の新造車両を導入する

 京急(京浜急行電鉄)は1月20日、ウィズコロナの時代に合わせた車内設備を搭載する新造車両の導入を発表した。

 1000形車両の設備を一新したもので、座席指定列車やイベント列車に対応できるようにロングシート/クロスシートの転換が可能な回転式座席を採用。座席自体は、2100形より10mm拡幅することで同社の車両のなかでもっとも広い仕様(460mm)になっており、さらに新型コロナウイルスなどに対する抗ウイルス効果が確認されたシート生地で製作しているという。

 また、同社車両では初めてバリアフリー対応の洋式トイレ、全座席に電源コンセントを設置。各車両には3台のカメラを装備し、防犯や迷惑行為の抑止の役割を担わせる。

 このほか、1000形ステンレス車(2007年~2019年)で廃止した前面展望席が復活していたり、ドアと座席の仕切りの高さを変更したり、つり革の径と太さを変更したりといった工夫を施している。

 新造車両は4両編成2本(計8両)で、2021年春導入予定。

ロングシート/クロスシート転換可能
製作中のバリアフリー対応トイレ
製作中の男性用トイレ