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JR東海、特急ひだ・南紀の後継「HC85系」量産車の新製を決定。2022~2023年度に64両

2021年1月20日 発表

JR東海が特急ひだ・南紀の後継「HC85系」量産車の新製を決定した

 JR東海(東海旅客鉄道)は1月20日、特急ひだ・南紀の後継として試験を実施していた「HC85系」について、量産車の新製を決定した。2022年度から2023年度にかけて64両を製造し、順次投入していく。

 HC85系はエンジンと電動機によるハイブリッド方式を採用しており、車内・車外の静粛性や乗り心地の向上、回転部品の削減による安全性の向上、CO2/NOx削減による環境負荷低減などに寄与するという。また、ハイブリッド方式としては国内で初めて最高速度120km/hの営業運転を目指している。

 車内では無料Wi-Fiサービスの提供、全座席に電源コンセント装備、容量を増やした荷物スペース、ディスプレイによる案内表示、車椅子スペース・多機能トイレの設置などを行なう(関連記事「JR東海、特急『ひだ』『南紀』の次期ハイブリッド車両の名称は『HC85系』。シンボルマークも発表」)。