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年頭所感:西武ホールディングス 後藤高志社長

2021年1月4日

株式会社西武ホールディングス 代表取締役社長 後藤高志氏(2018年3月撮影)

「まっすぐ挑め!」
キーワードは「経営改革」「デジタル」「グリーン」
様々なハードルや壁に対し、我々は正面からまっすぐに挑んでいく。

株式会社西武ホールディングス
代表取締役社長
後藤高志

皆さん、あけましておめでとうございます。

短期的な対応として、「新しいニーズへの対応」、「コスト削減の徹底」

 昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい経営状況において、不要不急のコスト、設備投資の削減・先送りや、ワーケーション施策など新しいニーズを取り入れた施策を展開してきた。そうした経験を活かしながら、今後は、巣ごもり需要への対応を含め、しっかりと実行していく。

中長期的な対応のキーワードは、「経営改革」「デジタル」「グリーン」

 まずは、「経営改革」。今年だけでなく来年以降もスピード感を持って断行していく。また、菅内閣が日本の成長戦略の大きな柱と位置付けている「デジタル」「グリーン」について、西武グループもしっかりと対応していく。こうした課題に取り組むにあたり、いろいろなハードルや壁に直面することがあるが、我々は正面から、堂々と実直に挑み、新しい西武グループを作り上げていく。

「不易流行」の理念で、変えるべきものと変えてはいけないものをしっかりと見極めていく

 価値変容・行動変容が起きている中で、変わるものと変わらないもの、変えるべきものと変えてはいけないものを、私たちはしっかりと見極めていく必要がある。当社グループにおいて、変わらないものの代表的な例は、グループビジョン。当社グループのグループビジョンは、「デジタル」や「グリーン」といった内容も包含しており、制定から15年経っても、その輝きを失わずに、我々の大きな背骨である。

朝の来ない夜はない

 私は、今年は年男。また、今年は60年に1回の辛丑(かのとうし)。辛丑の時代は、例え目先は辛いことや苦しみを伴っても、これからの発展に向け、我慢強く、新しい時代の芽を育てていくべき、というように言われている。私がいつも申し上げているように、朝の来ない夜はない。今年も皆で力を合わせて、明るい未来を築いていこう。

※社内向けライブ配信の要約から