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JR東海/西日本、EXサービスで複数人のチケットレス乗車や遅延発生列車の予約など可能に

2020年12月17日 発表

JR東海とJR西日本はEXサービスの新サービスを2021年3月6日に開始する

 JR東海(東海旅客鉄道)とJR西日本(西日本旅客鉄道)は12月17日、東海道新幹線/山陽新幹線で提供しているネット予約&チケットレス乗車サービス「EXサービス」で、2021年3月6日に新サービスの提供を開始することを発表した。「エクスプレス予約」「スマートEX」ともに対象。

 新サービスでは新たに交通系ICカードの指定機能を提供。複数人の予約を行なった場合にきっぷを受け取る必要があるが、随行者も各自が所有する交通系ICカードを指定することでチケットレス乗車を可能にする。

 また、エクスプレス予約で会員本人が乗車する場合、在来線との乗り換え改札でEX-ICカードなどと在来線乗車用の交通系ICカードを重ねてタッチする利用方法となっているが、所有する交通系ICカードを指定することで、指定したカードのみにチケットレス乗車/乗り換えが可能となる。モバイルPASMOなども対応しており、この場合はカードを取り出すことなく、スマホ1台のみで新幹線/在来線ともに利用できることになる。

交通系ICカード指定の手順イメージ

 列車に遅れが発生し、所定の発車時刻を過ぎた列車が乗車駅を出発していない場合に、EXサービスで当該列車の予約や、ほかの列車からの予約変更を可能にする。当日1時間以内に出発する列車を検索した際に、最新の運行状況を反映した発着時刻を案内することで、遅れが見込まれる場合に、予測発車時刻の5分前まで予約/変更が可能となる。

遅延している列車の指定席予約や、他列車からの予約変更が可能に
EXアプリでは予約している列車に10分以上の遅延が見込まれる場合に、所定の発車時刻の約1時間前にプッシュ通知する

 このほか、訪日外国人向けにQRコードを利用したチケットレス乗車サービスも開始する。

訪日外国人向けのQRコードによるチケットレス乗車のイメージ