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エアアジア・ジャパン、12月5日をもって全路線を廃止

2020年10月5日 発表

エアアジア・ジャパン

 エアアジア・ジャパンは、国土交通省に対して12月5日をもって全路線を廃止する旨の届け出を行なったと発表した。

 同社は、2014年に設立されて以降、セントレア(中部国際空港)を拠点に国内線・国際線の事業を展開してきた。しかし、新型コロナウイルス感染症により各国で出入国規制強化が行なわれ、旅客需要が減退し、減便・運休が発生。同社でも経費削減などの努力を続けてきたが、新型コロナウイルスの終息時期の見通しが不透明な状況下で事業を継続するのは困難と判断し、事業を廃止することにしたとしている。

 同社の各路線は10月24日まで運休することが決定しており、その後も12月5日まで運休を継続する見通し。運休となった路線の航空券の予約者に対しては、7日以内に電子メールで連絡するとしている。

 なお、エアアジア・グループのエアアジアX、タイ・エアアジアX、タイ・エアアジア、エアアジア・フィリピンの日本路線については影響はなく、各国の出入国規制が緩和され次第、運航を再開するとしている。

国土交通省に12月5日をもって全路線を廃止する旨の届け出を提出