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フィンランド大使館、敷地内の「メッツァ・パビリオン」公開。東京2020大会代表チームの拠点などに利用

2020年10月6日 正式オープン

駐日フィンランド大使館が「メッツァ・パビリオン」を公開した

 駐日フィンランド大使館商務部は9月29日、大使館(東京都港区南麻布3-5-39)敷地内に設置した「メッツァ・パビリオン」を公開した。

 メッツァ・パビリオンは東京2020オリンピック・パラリンピックに合わせてフィンランドの存在感を高めるために展開しているプロジェクトで、大会会期中はフィンランド代表チームのホームベースとなるほか、フィンランド企業や組織が主催するイベントの会場としても利用される。正式オープンは10月6日で、施設は2021年末まで設置予定とのこと。

駐日フィンランド大使 ペッカ・オルパナ氏

 会見に登壇した駐日フィンランド大使のペッカ・オルパナ氏は、「このプロジェクトは東京2020大会に合わせてフィンランドの存在感を高める特別なものを作りたい、というところから始まったが、結果的にフィンランドのプロモーションとして日本だけでなくアジア地域で最大のものとなった。今後15か月、フィンランドの技術・ノウハウ・サービス・製品を披露し、パートナーシップを構築する数百のイベントを予定している。フィンランドのライフスタイルや文化を紹介するイベント・展示会も行なう。

 本プロジェクトの開催地として東京が選ばれたのは偶然ではない。日本とフィンランドの関係は本当に良好で、デザインや質の尊重、持続可能性、自然への親近感など、我々には多くの共通した感性・国民性がある。これは今後パビリオンで皆さんに触れていただけるはず」とコメントしている。

 なお、メッツァ・パビリオンの「メッツァ」は森を意味しており、施設に使われている主要建材はフィンランド製。サステナブルに管理したフィンランドの森から生まれたもので、パビリオンの接続部は分解・移設後に再び組み立てられるように設計してあるという。