ニュース

JR東日本、駅ナカ個室などシェアオフィス事業拡大。2025年までに「STATION WORK」1000か所目指す

2020年9月3日 発表

JR東日本がシェアオフィス事業を拡大する

 JR東日本(東日本旅客鉄道)は9月3日、働き方改革の推進を目的に、シェアオフィス事業「STATION WORK」を拡大すると発表した。

「働く人の“1秒”を大切に」をコンセプトとして、8月までに30か所の展開を行なってきた「STATION WORK」。会員になることで15分250円から利用でき、東京駅や横浜駅などに設置されている。「JR東日本ホテルメッツ」の客室をワークスペースとして使えるプランもあり、価格は2300円~(税別)。

東京駅や新宿駅など12か所に設置しているSTATION BOOTH(250円/15分)
東京駅、横浜駅に設置しているSTATION DESK(250円/15分)
JR横浜タワーにあるSTATION SWITCH(250円/15分、非会員でも利用可)
秋葉原駅、横浜駅や宇都宮駅など15か所に展開しているJR東日本ホテルメッツ(2300円~、税別)

 この事業拡大に際して、ブイキューブが個室型スマートワークブース「テレキューブ」を提供。テレキューブは、さまざまな場所に容易に設置できるワークブースで、内部にはテーブル、イス、コンセントが備え付けられ、セキュリティが保たれた静かな環境で、テレワークを行なうことができる。

 今後は、秋葉原駅、大宮駅や千葉駅などにも拡大。1年以内に全100か所を目指し、「STATION WORK」の会員向けにドリンク割引やJRE POINT付与のサービスも行なう。また、さまざまなテレワークニーズに対応したミーティングブースや、月単位で借りられるスモールオフィスといった新サービスも開発予定という。

STATION WORK展開MAP
スモールオフィスイメージ

 さらに、JR東日本は、街ナカへの出店やホテルなどとの提携をとおして、2025年までに全国1000か所の展開を目標としている。地方におけるワークスペース利用と移動サービスを組み合わせた「ワーケーション」も推進し、新たなライフスタイルの創出を図る。

山岳リゾートワーケーションイメージ