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HAPSモバイルの通信用無人航空機、基本試験を完了し成層圏飛行へ

機体名称は「HAWK30」から「Sunglider」に変更

2020年7月30日 発表

成層圏通信プラットフォーム向け無人航空機「Sunglider」

 ソフトバンク子会社のHAPSモバイルは、ソーラーパネルを搭載した成層圏通信プラットフォーム向け無人航空機の基本試験を完了したと発表した。

 同プロジェクトは、ソーラーパネルを搭載した翼に10個のプロペラを装備した無人航空機を、平均110km/hで数か月間にわたり地上約20kmの成層圏を飛行させ、これを通信基地局として運用することで、山岳部や離島、発展途上国など、通信ネットワークが整っていない場所や地域にインターネット接続環境を構築することを目指している。

 7月23日に米国ニューメキシコ州のSpaceport Americaで4度目のテストフライトに成功し、航空機としての基本試験を完了。今後は成層圏空域でのテストフライトに向けた準備を進めていく。

 当初、無人航空機は「HAWK30(ホークサーティー)」と名付けられていたが、今回、「Sunglider」への名称変更もあわせて発表されている。