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HAPSモバイル、成層圏を飛行する通信用無人航空機「HAWK30」の飛行許可を取得

2019年度中にハワイ州ラナイ島でテストフライト

2019年8月8日 発表

HAWK30のイメージ

 ソフトバンク子会社のHAPSモバイルは、2019年4月に完成したソーラーパネル搭載の成層圏通信プラットフォーム向け無人航空機「HAWK30(ホークサーティー)」に対し、FAA(Federal Aviation Administration、米国連邦航空局)から米国ハワイ州ラナイ島周辺の成層圏空域におけるCOA2(Certificate of Authorization、無人航空機飛行許可証)が交付されたと発表した。

 HAWK30は、全長約78mで、ソーラーパネルを搭載した翼に10個のプロペラを装備し、平均110km/hで数カ月間にわたり地上約20kmの成層圏を飛行する。同社では、これを通信基地局として運用することで、山岳部や離島、発展途上国など、通信ネットワークが整っていない場所や地域にインターネット接続環境を構築することを目指している。

 今回のCOA2の交付を受けて、2019年度中にラナイ島でテストフライトが実施される予定。ラナイ島内では、テストフライトを通じて環境保護に向けた調査や農業支援に向けた観測などへの貢献を目指すとしている。

HAPSの仕組み