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ドバイ、エミレーツ航空の日本線運航再開で外国人観光客の受け入れ開始

健康・安全・衛生の認証「ビューローベリタス・セーフガードラベル」をドバイのホテルが世界初獲得

2020年7月10日 発表

ドバイ政府観光・商務局が現地の現状などを発信した

 ドバイ政府観光・商務局は、新型コロナウイルスに関連して、最新の現地情報を案内している。

 ドバイは、7月7日からドバイ国外からの渡航者の受け入れを再開。入国の際には、96時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書の提出もしくはドバイ空港到着時にPCR検査が必須となる。結果が陽性であった場合は、施設で14日間の隔離が求められる。ほかにも、有効な海外旅行保険の加入、健康申告書の提出、COVID-19 DXBアプリの登録が必須となっている。

 エミレーツ航空は、日本の成田・大阪を含めた世界11都市を追加し、合計52都市へのフライトを提供している。乗客と直接接触する全てのスタッフは、マスク、手袋、個人用保護具(PPE)を着用する。機内では密を避けるため、グループごとに空席を設けている。また、乗客にはマスク、手袋、手指消毒剤、抗菌ウェットティッシュが入った無料の衛生キットを配布する。

 ドバイ国際空港では、すべての利用客に手袋とマスクの着用が必須となっており、体温感知センサーで体温を監視している。チェックインカウンター前には2mごとに並べるよう足元に目印をつけている。

 安心して旅ができるようドバイ政府指導のもと、ドバイの商業施設や航空会社は準備をしてきた。その結果、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、ドバイに「安全な旅」認証スタンプを発行し、旅先として衛生的で安全であると発表した。

 また、ドバイのホテル「ジュメイラ・アル・ナシーム・ホテル」が、ホテルとして世界初の「ビューローベリタス・セーフガードラベル」を獲得した。これは、試験、検査、認証サービスの世界的リーダーである組織「ビューローベリタス」が、健康・安全・衛生の基準を満たしていることを証明する世界的な認証。具体的には、宿泊客が利用した客室はチェックアウト後3日間使用しない、エレベーターは1組のみで利用する、公用スペースでは外気量を通常の3倍取り入れ、1日1~3回消毒を行なう、全従業員に毎日体温検査を実施する、ソーシャルディスタンスを徹底して保つ、などの取り組みを行なう。

 同じジュメイラグループの「ジュメイラ・アル・カスル・ホテル」と「ジュメイラ・ダル・アル・マシャフ・ホテル」「ジュメイラ・クリークサイド・ホテル」の3ホテルでも同じ認証を獲得しており、安心して宿泊できるとしている。

街中ではソーシャルディスタンスのガイドラインを順守
高い衛生基準を満たし、安心して滞在出来るホテルが増えている