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防衛省・自衛隊のオークション、参加者募集開始。出品リスト公開。当日は河野大臣も参加予定

7月14日締切、26日開催

2020年7月3日 発表

2020年7月26日 開催

「せり売り」(自衛隊の不要物品オークション)について発表する河野太郎防衛大臣(防衛省公式チャンネルより)

 防衛装備庁は、防衛省・自衛隊が7月26日に東京・市ヶ谷で開催する「せり売り」(自衛隊の不要物品オークション)への参加者募集を開始した。

 申込方法は往復はがきによる郵送のみ。申し込みは1人1口までで、締め切りは7月14日必着。募集人員は450名を予定しており、応募が上回った場合は抽選になる。また、新型コロナウイルス感染症の状況によっては募集人員を100名に制限、あるいは開催を中止する可能性もある。

 7月3日の閣議後会見でオークションについて発表した河野太郎防衛大臣は、練習艦「やまゆき」の操舵輪、空自パイロットのヘルメット、輸送機の操縦桿、ラダーペダルなど約30品目(質疑応答で「たぶんせりとしては21回ぐらいに」と説明)をせり売りすると説明。7月26日は「とりあえずやってみよう」というもので、将来的には「いろんなことをやってF-35、1機分の収入を上げられたら」と目標を掲げた。当日は大臣も参加予定とのこと。

防衛省・自衛隊「不要物品のせり売り」出品リスト
防衛省・自衛隊「不要物品のせり売り」

開催日: 2020年7月26日
参加受付締切日: 2020年7月14日郵送必着
募集人員: 450名
※当選者のみ参加可能。付き添い・見学不可
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては募集人員を100名に制限、あるいは開催を中止する可能性もあり
会場: 防衛省 A棟2階講堂(東京都新宿区市谷本村町5-1
当日の持ち物: 参加通知書(後日郵送)、身分証明書(運転免許証/パスポート/マイナンバーカード/健康保険証+社員証か学生証)、印鑑(シャチハタ不可)、当日即納の場合は買受代金(日本国通貨)
参加申込方法: 往復はがきでの郵送のみ
※往復はがきへ記入する必要事項は防衛装備庁のWebサイトを参照
※往復はがきでの申込名義と当日持参する身分証明書の名義が一致すること
Webサイト: 防衛装備庁「せり売りトップページ」

せり売りのすべての物品に証明書が付く(サンプル)
参加申込は往復はがきでの郵送のみ(2020年7月14日必着)
会場は防衛省 A棟2階講堂

河野太郎防衛大臣閣議後会見(2020年7月3日10時54分~11時18分)

「わが国の置かれた厳しい財政状況のもと、防衛力を着実に強化していくために、実質的な財源の確保を図ることが必要で、中期防(中期防衛力整備計画)にも収入の確保を図ることとされております。その取組の一環として、不用となりました自衛隊の物品につきまして、「せり売り」、いわゆるオークションを、7月26日に、防衛省において実施することといたしました。

 具体的には、退役しました練習艦「やまゆき」の操舵輪、あるいは、空自パイロットのヘルメット、あるいは、輸送機の操縦桿、ラダーペダルなど、約30品目をせり売りに付して、売り払う予定にしております。

 一般の方々からのせり売りの参加募集を本日から開始します。本日午後、防衛装備庁のホームページに詳細掲載をしますので、御覧をいただきたいと思います。おそらく400人前後、講堂で密にならないように入っていただくには、400人前後かなと思います。ただコロナの感染状況拡大によっては、さらに制限を厳しくしなければならないことも想定されますので、その場合には残念ながら100名くらいになってしまうかなと思います。

 とりあえず1回目やってみて、どんな感じか手応えを知りたいと思いますし、世の中的にも防衛省・自衛隊、こういうことを始めました、ということをこれで広く知っていただきたいと思います。(麻生太郎)財務大臣からも収入の確保ということは言われておりますので、いろんなことをやってF-35、1機分の収入を上げられたらいいなと思っております」

防衛省公式チャンネル 河野太郎防衛大臣記者会見(2020年7月3日10時54分~11時18分)