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エース、旅のニューノーマルに対応する秋冬コレクションを披露

マイクロツーリズム向けにコインロッカーサイズのスーツケース発売

2020年秋~冬 発売

旅のニューノーマルに対応した小型スーツケースを8月中旬に発売

 エースは、2020年の秋冬コレクションの関係者向け内覧会を開催し、新商品を披露するとともに、旅のニューノーマル(新常態)に向けた取り組みを説明した。

 新型コロナウイルスの感染拡大による旅行需要の減少は、同社の商品の売れ行きにも大きな影響を及ぼしているが、6月19日からの外出自粛の緩和への期待は大きい。とはいえ、当面は海外への渡航が制限されるため、自然と消費者の関心は国内旅行へと向かい、しばらくは近場を目指すマイクロツーリズムが中心となるものと思われる。

標準サイズのコインロッカーに入るスーツケース

従来製品(右)との大きさの比較

 こうした見通しに対応するため、同社では日帰り旅行にフォーカスしたスーツケースを主力の「プロテカ」シリーズで商品化。従来の小型スーツケースは、機内持込サイズが売れ筋だったが、今回はさらに小型化することで、標準サイズのコインロッカーに入る大きさにこだわった。

 大きさは45×34×20cmで、100席未満の航空機内への持込も可能。小型ながらもキャスターストッパーなど、プロテカシリーズとしての機能性はそのままだ。

 「360T」「スタリアVs」の人気2シリーズで8月中旬に発売される予定で、価格は360Tが5万7000円、スタリアVsが4万8000円(いずれも税別)。カラーは、360Tがブラック、コズミックネイビー、ウォームグレー、マーメイドピンク、シフォンブルーの5色展開、スタリアVsがガンメタリック、ブルーグレー、ショコラブラウン、ワイン、ダークシルバーの5色展開となる。

テレワークの定着に向けてラインアップを強化

 新型コロナウイルスは旅行以外にも、人々の働き方にも大きな影響を与えた。テレワークの活用が進んだ結果、ノートPCやタブレットといった機材を持ち運ぶケースが増えたことで、体への負担が少ないビジネスリュックの売れ行きが好調とされる。

 こうした状況に対応するため、同社としては、「テレワーク×PC対応」「オフィスワーク×前持ち」「オフィスワーク×擦れ・蒸れ軽減、撥水対応」の3つの軸でビジネスリュックを訴求していくという。

 リュック以外でも“両手が空く”ことにフォーカスした通勤バッグ「HANSREE(ハンスリー)SD」を9月下旬をめどに商品化する。3方向からアクセスできるフロントポケットや、素早く出し入れでき、滑り落ちにくい構造のスマートフォン用ポケット「Smart Access Pocket」を背面に搭載することで利便性を高めるとともに、リフレクターマーク付きで夜間の移動の安全性が高められている。こちらは4種類のラインアップが用意され、価格は1万円~1万3000円(税別)となる。

3つの軸でビジネスリュックを訴求
9月下旬発売のHANSREE SDシリーズ

女性向けのスリムなビジネスリュックやカメラ女子向けのバックパック

 このほか、女性向け商品群の強化も図られる。

 ビジネスリュックは、男性だけでなく女性からも使いやすい商品を求める声が多く、こうしたニーズに応えるため、「SLIFEMME(スリファム)」を10月上旬に発売する。電車内などで前持ちした際、左右どちらからでもアクセスできるフロントポケットなどを備え、ノートPCなどを収納できる十分な容量を備えながら、スリムなシルエットを実現している。こちらはブラック、ネイビー、ベージュの3色で、それぞれ大小2サイズが用意される。価格は1万5000円~1万6000円(税別)。

 また、カメラ女子向けのバックパック「HaNT Cheese!」も9月中旬に発売する予定。リュックの下部に横からアクセスできるカメラポケットを装備しており、ここに一眼レフカメラを収納できる。背面にはパスポートなどの貴重品を収納できる隠しポケットも用意されている。サイズは大小2サイズで、価格は8800円~9800円(税別)。

女性向けのビジネスリュック「SLIFEMME」
カメラ女子向けのバックパック「HaNT Cheese!」
HaNTシリーズ
カナナプロジェクトでは抗菌マスクケースのプレゼントキャンペーンも実施予定