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「HANEDA INNOVATION CITY(HICity)」が7月3日開業。天空橋駅直結の新改札口も供用開始

2020年6月17日 発表

HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)が7月3日開業(画像:羽田みらい開発)

 羽田みらい開発は、羽田空港跡地(HANEDA GLOBAL WINGS)第1ゾーン整備事業として進められている「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)」、通称「HICity」を7月3日に開業。店舗テナントも同日より順次営業を開始するとともに、オープニングイベントを9月に延期することを発表した。

 9社が出資するコンソーシアムである羽田みらい開発と東京都大田区が官民連携で開発する複合施設で、「先端」と「文化」をコア産業とする「まち」として開発。羽田空港に隣接する立地を活かし、新たな体験や価値を創造・発信するまちづくりを推進する。

 共用空間となる、各建物を結ぶ「イノベーションコリドー」は、日本庭園の配植をベースにした植栽や、花札の絵柄に現代モダンアートの要素を加え、日本の四季折々の音を奏でる「花燈籠」を設置。施設屋上には羽田空港を望む「足湯スカイデッキ」を設ける。

 館内施設としては、MR技術を採用した体験型商業施設や、戦闘機フライトシミュレータも導入する「LAXURY FLIGHT」、日本食文化を発信する「羽田昔ばなし横丁」、郷土料理や地酒を楽しめる「さとむすび」などがオープン。イノベーションコリドー沿いには、商業施設初出店を含む飲食店や物販店が並ぶ。

 HICityはこのほかにもライブハウス「Zepp Haneda」やホテル「京急EXイン羽田イノベーションシティ」、カンファレンス施設「コングレスクエア羽田」などのオープンを控え、2022年にグランドオープンする予定となっている。

HICity北側の外観(画像:羽田みらい開発)
共用空間となる「イノベーションコリドー」と「足湯スカイデッキ」(画像:羽田みらい開発)
イノベーションコリドー沿いなどに出店する店舗(画像:羽田みらい開発)

 京急(京浜急行電鉄)と東京モノレールは、HICity開業に合わせて、7月3日始発より天空橋駅にHICity直結の新改札口「HICity口」を供用開始。併せて、副駅名称も設定。京急は「羽田イノベーションシティ/HANEDA INNOVATION CITY」、東京モノレールは「HANEDA INNOVATION CITY」をそれぞれ副駅名に設定し、各社ホーム内の駅名標/駅看板に6月25日から掲出する。

天空橋駅の「HICity口」位置図(画像:東京モノレール)
天空橋駅の新改札「HICity口」を7月3日に供用開始(画像:東京モノレール)
副駅名を掲出した東京モノレールの駅名標(画像:東京モノレール)