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羽田空港T3近くの多摩川散策路が河口付近まで延伸へ。A滑走路への着陸機を望めるテラスも設置。2024年度供用予定

2021年7月14日 公表

東京都大田区は羽田空港第3ターミナル近くのソラムナード羽田緑地の拡張計画案を公表した

 東京都大田区は7月14日、羽田空港第3ターミナル近くの都市計画緑地「多摩川親水緑地」の都市計画変更案を公表した。

 再開発が進む羽田空港第3ターミナル付近だが、羽田空港跡地を活用する天空橋駅寄りの「HANEDA GLOBAL WINGS(羽田グローバルウイングス)」内にHANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ、HICity)」がオープンしたほか、多目的公園の整備計画が進められている。

 また、多摩川沿いでは国土交通省による堤防整備や、東京都大田区による水辺空間への緑地整備が進められており、多摩川沿いの水際線を活用した散策路として第3ターミナル付近に延長約1.1kmの「多摩川親水緑地」、愛称「ソラムナード羽田緑地」を整備。2020年4月に供用を開始した。

 この多摩川親水緑地を拡張し、河口付近まで緑地、散策路を整備する都市計画変更案が作成され、決定に向けた手続きが進められることになる。

 都市計画変更区域は、環状8号と多摩川に沿い、延長約840m、面積約1.2ヘクタール(1万2000m 2 )のエリア。国交省が整備する防潮堤も活用し、散策路や展望テラス、植栽マスなどを整備。

 区域内には3か所の展望テラスを設け、特に終点となる最河口部の展望テラスからは、A滑走路に着陸する飛行機をより近くで見ることができる。

 今後、2021年度内に都市計画変更を決定、2022年度から2023年度にかけて設計、工事を進め、2024年度からの供用開始を目指す。

計画地
都市計画変更区域
整備イメージ