ニュース
JR東海、無病息災・コロナ禍収束を願い新幹線品川駅に国宝・薬師三尊像の特大パネル
薬師寺の加藤管主が読経
2020年6月16日 19:47
- 2020年6月16日 掲出開始
JR東海(東海旅客鉄道)は、無病息災を願って新幹線品川駅の北口改札通路で薬師三尊像の特大パネル掲出を6月16日から開始した。おおよそ半年をめどに「状況を見ながら」パネルの掲出期間は判断していくとのこと。
掲出初日には奈良の法相宗大本山 薬師寺から管主の加藤朝胤(ちょういん)氏を招き、新型コロナウイルス感染症収束を願った読経が行なわれた。
パネルのサイズは幅8245mm、高さ4593mm。薬師寺の金堂にある国宝・薬師三尊像の写真を使ったJR東海の奈良観光キャンペーン「うまし うるわし 奈良」のポスターデザインで、中央に薬師如来、向かって右に日光菩薩、左に月光菩薩という配置。薬師如来は東宝浄瑠璃浄土の教主で「医王如来」とも呼ばれ、人々の心身の病気を救う「お薬師様」。薬師寺にある薬師如来像の高さは2547mmで、このパネルでは2046mmのサイズで表現している。
おだやかな日常を取り戻すという願いを薬師如来像に込めたい
JR東海 東京広報室 室長の古澤秀明氏は、「新型コロナウイルスを克服し、おだやかな日常を取り戻すという願いを薬師如来像に込めたい」とパネル掲出に至った思いを述べた。JR東海では新幹線や在来線の車内、駅において、飛沫拡散防止や消毒など新型コロナウイルスへのさまざまな対策を実施している。