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JR北海道、札幌~新千歳空港を結ぶ快速エアポートを5月16日から一部運休。特急も運休継続

2020年4月15日 発表

JR北海道は5月16日から快速エアポートを減便する

 JR北海道(北海道旅客鉄道)は4月15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う列車の運休について、新たに5月16日から新千歳空港と札幌駅を結ぶ快速「エアポート」を運休することを発表した。

 運休するのは5月16日~31日の1日8往復16本。札幌駅発(上り)は9時発、9時~14時の毎時47分発、15時49分発の便。新千歳空港発(下り)は9時54分発、10時~16時の毎時42分発の便となる。

 快速エアポートは3月14日のダイヤ改正で、毎時4本から5本への増発や特別快速エアポートを設定して輸送力増強を実施。従来ダイヤは9時~19時台は15分間隔で運行していたが、今回の運休により20分以上の間隔となる時間帯が生まれるので注意を要する。

 このほか、すでに実施している札幌駅~旭川駅間の特急「ライラック」「カムイ」を1日10本、札幌~室蘭駅間の特急「すずらん」を1日4本、札幌駅~函館駅間の特急「北斗」を1日4本、札幌駅~帯広駅間の特急「とかち」を1日4本の各減便については5月31日まで継続。さらに、特急「とかち」については5月16日から運休便を2便(往復各1便)を追加し、1日6本を運休する。

 減車や編成変更についても現行体制を5月31日まで継続するほか、特急「おおぞら」は5月16日から自由席を2両(現在は1両)へ変更する。

 なお、JR北海道では新型コロナウイルス感染拡大の影響などで利用者が激減している現状などを踏まえ、役員報酬などの一部返納や、1450名の一時帰休の実施を検討していることも発表している。

特急の運休
特急の減車/編成変更