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JR北海道、3月23日から特急列車の編成両数の見直しや減便を実施

2020年3月11日 発表

鉄道輸送実績

 JR北海道(北海道旅客鉄道)は、新型コロナウイルスによる影響と対策を発表した。

 新型コロナウイルスをめぐっては、1月27日に中国政府が団体旅行中止命令、2月28日に北海道が緊急事態宣言を出し、3月9日には中国・韓国からの入国が制限された。これらの影響により、2月に入ってから利用者が減少し、3月平均(前年同期比)では北海道新幹線が25.7%、特急列車が30.2%、快速エアポートが48.0%という実績となった。影響額は3月までで47億円に上ると見られている。

減収予想

 同社では、こうした旅行需要の大幅な減少に対応するため、3月23日~4月23日の特急列車の編成両数の見直しや減便を実施する。3月23日から「北斗」「おおぞら」の自由席2両を1両にするほか、4月6日から「北斗」の指定席を1両減車し3両とする。「カムイ」「ライラック」「すずらん」「北斗」「とかち」については、順次減便を実施する。

第1段階の減便
第2段階の減便