ニュース

東京モノレール、羽田空港駅名変更を機に新たなブランド戦略。駅名標デザイン変更や一部駅へのバリアフリー施設/充電台設置など

2020年2月21日 発表

東京モノレールが、羽田空港3駅の駅名変更を機とした新ブランドコンセプトや取り組みを発表

 東京モノレールは2月21日、羽田空港3駅の駅名を3月14日に変更することを契機に、新たなブランドコンセプト「Tokyo Monorail Theater」をスタートすることを発表した。

 タグラインは「~乗るたびにドラマがある。~」とし、単なる移動では味わうことができない「満足」「感動」を感じられるよう、利用者を観客、東京モノレール社員をキャスト、車両や駅舎を舞台としてシアター(劇場)に見立て、舞台を作り上げていくとのコンセプトを打ち立てた。

東京モノレールの新たなブランドコンセプト「Tokyo Monorail Theater ~乗るたびにドラマがある。~」

 また、羽田空港利用者の増加を見込み、快適さを向上するさまざまな施策も発表している。なお、羽田空港3駅の駅名変更に合わせ、「羽田空港3駅駅名変更記念入場券・乗車券セット」の発売を予定。詳細は決まり次第、お知らせするとしている。

「羽田空港3駅駅名変更記念入場券・乗車券セット」の発売を予定
エレベータ新設

・浜松町駅 JR乗換改札内(ホーム直通)、6月下旬完成予定
・天空橋駅 改札内、7月完成予定
・新整備場駅 改札外(コンコース階~地上)、5月下旬改正予定

エスカレータ新設

・天王洲アイル駅 改札外(南口)、7月完成予定

だれでもトイレリニューアル

 天王洲アイル駅、大井競馬場前駅、天空橋駅、新整備場駅、羽田空港第2ビル駅の「だれでもトイレ」をリニューアルし、オストメイトや手すりを設置する。3月下旬完成予定。

スマホ/タブレット充電設備の新設

 スマートフォンやタブレットを自由に充電できる設備を新設。USB充電には非対応。2020年3月完成予定。設置場所は下記のとおり。

・浜松町駅(南口改札内)
・天王洲アイル駅(中央改札内)
・羽田空港国際線ビル駅(上りホーム待合室)
・羽田空港第1ビル駅(北口改札内)
・羽田空港第2ビル駅(北口改札内)

「声かけ・サポート」運動 強化キャンペーン

 社員から積極的な声がけをするとともに、周囲の利用者からも声かけに協力してもらう取り組み。2019年10月から展開しているもので、このキャンペーンを継続し、ソフト面でのおもてなしを推進する。

駅名標変更

 羽田空港3駅の駅名変更を機に、各駅の特徴を盛り込みながら、全駅の駅名標を一つのストーリーでつないだデザインへ変更。2020年3月内に順次変更する。

駅名標のデザイン変更
大井競馬場前駅のライトアップやリニューアル工事

 5月から、LED投光器やスポットライトで大井競馬場前駅の駅舎本屋の壁面や屋根をライトアップ。7月にはリニューアル工事が竣工する予定。

大井競馬場前駅のライトアップ
リニューアル後の大井競馬場前駅(外観)
リニューアル後の大井競馬場前駅(内観)