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ANAと三菱地所、観光案内所の“無人営業”に向けたアバター実証実験。東京・丸の内「JNTO TIC」で2月26日から
2020年2月17日 14:54
- 2020年2月17日 発表
- 2020年2月26日~28日 実施
ANAHD(ANAホールディングス)と三菱地所は2月17日、東京・丸の内で三菱地所が運営する訪日外国人向け総合観光案内所「JNTO TIC(ツーリスト・インフォメーション・センター」で、遠隔地から観光案内サービスを提供する「遠隔操作営業の実証実験」を実施することを発表した。2月26日~28日行なわれる。
JNTO TICでは、自然災害時などに交通機関の計画運休による出勤時間への影響や出退勤時の危険性の観点から、営業継続が困難な状況が発生するようになっているといい、さらに高度が外国語スキルが必要となるインバウンド向け観光案内所の現場では人手不足が続いており、柔軟な働き方を整備することが急務になっているという。
そうした課題への対応として、ANAHDが開発したコミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」や、出入口の開施錠や照明などをスマホで遠隔操作できるLiveSmartのスマートホーム技術と、そのハードウェアである「LS Mini」を活用。スタッフが在宅勤務し、無人営業でnewmeを通じて来館者の接遇や施設の開閉館を行なう。
本実証実験を通じて業務にあたっての必要機能の洗い出しを検討。得られた結果をもとに、ANAHDでは観光案内業務や柔軟な働き方に適したアバターロボットを研究開発。三菱地所では遠隔操作技術を活用した次世代型の施設運営管理のあり方を追求していく。