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ラスベガス観光局、7月にオープンするNFL「レイダーズ」のホームスタジオ「Allegiant Stadium」や、最新エンタメ施設「MSG Sphere」などを紹介
米国最大級の旅行見本市「IPW」が5月30日~6月3日開催
2020年2月3日 20:00
- 2020年2月3日 開催
ラスベガス観光局は都内でメディアミーティングを開き、観光情報のアップデートについてはラスベガス観光局 Communications ManagerのKala Peterson氏が、米国最大級の旅行見本市「IPW」についてはU.S. Travel Association IPW Press Operations Lead ManagerのCathy Reynolds氏が説明を行なった。
ラスベガスには2019年度に約4250万の来訪者があったが、約7kmほどのストリップ周辺だけでも約15万客室分の宿泊施設がある大規模な観光の街であり、さらに約1兆4000億円の予算で街のさらなる開発を進めている最中だという。
一般的なラスベガスでの過ごし方は、カジノのイメージがあるかもしれないが、実際はショーやアトラクションなどのエンタテイメントの観賞に予算を使う傾向にあり、平均宿泊日数は米国人は約3.3泊、国外からの旅行者は4.0泊とのこと。
NFL(National Football League)の「RAIDERS(レイダーズ)」が2020年からはラスベガスをホームにすることになり、ホームスタジオになる「Allegiant Stadium」の建設が進んでいる。収容人数は6万5000人で、7月にオープン予定。NFLの試合以外にコンサートなどでも使用される。
NFL以外にもスポーツ全般にラスベガスでは力を入れており、マイナーリーグの野球チーム「Aviators(アビエイターズ)」(2019年~)や、NHL(National Hockey League)の「Golden Knights(ゴールデンナイツ)」(2017年~)などがラスベガスをホームとしている。
アビエイターズのホームスタジアムでは客席にプールが設けられており、プールにつかりながら野球観戦ができるのは、いかにもラスベガスらしいと紹介された。2万人収容の「T-Mobile Arena」をホームスタジアムにするゴールデンナイツは誘致当時は「砂漠にアイスホッケーのチーム?」と話題になったが、その後も地元の人たちに愛され、よい成績をおさめているそう。
2021年オープン予定の「MSG Sphere」は、360度音響システムを備え、外観・内観ともにプロジェクション可能な最新テクノロジーを使ったエンタテイメント施設で、約1万8000人を収容可能。モノレール駅が新設される予定でアクセスもよいとのこと。そのほかに「Park Theater」「THE SMITH CENTER」「Zappos THEATER」「THE COLOSSEUM CAESARS PALACE」などの施設では有名ミュージシャンによるライブやニューヨーク・ブロードウェイのショーなど、毎日さまざまな公演が行なわれている。
美食の街としても有名なラスベガスには、2019年末にオープンしたばかりの「The Mayfair Supper Club」など、有名シェフがプロデュースするレストランが次々にオープン。グランドキャニオンなど自然のアクティビティや、数々のアワードを受賞したスパが至るところにあり、観光スポットが豊富なことを紹介した。
米国最大級の旅行見本市「IPW」が2020年はラスベガスで開催
米国最大級の旅行見本市「IPW」が2020年はラスベガスで開催される。米国各地から1000以上の出展社、世界70か国以上から1300人以上のバイヤー、500名のメディアが集まる大規模なB to Bのトレードショーで、毎年約20%のペースで新しい出展者が増えているそう。
2020年は5月30日~6月3日(現地時間)の5日間、Las Vegas Convention Centerを会場に開催し、Brand USAをはじめ48の州と地域オフィス、249の市と地域オフィス、374のホテルグループ、135のアトラクション、13の航空会社、15のレンタカー会社などが集まる、米観光業界の主立ったセラーと一挙に商談できる有意義な場になるのではとの紹介があった。
「IPW 2020 LAS VEGAS」概要
開催期間: 2020年5月30日~6月3日(現地時間)
会場: Las Vegas Convention Center
Webサイト: IPW 2020 LAS VEGAS