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東京ディズニーリゾート、キャストがゲストとして来園するスペシャルな一夜「サンクスデー 2020」を開催!
2020年1月16日 16:32
- 2020年1月15日 実施
オリエンタルランドは1月15日に、東京ディズニーシー全域を貸し切り、パーク閉園後に「サンクスデー 2020」を開催した。「サンクスデー」とは、東京ディズニーリゾートに勤務する準社員(アルバイト)のキャスト(従業員)や出演者を閉園後のパークに招待し、役員や社員らが日頃の感謝と伝えるとともに、キャスト自身のモチベーションを高め意欲的に仕事に取り組めるよう日々のオペレーションを再確認し、ゲストとして訪れることで客観的に仕事を見つめるなどの意味などを持つ同社の福利厚生イベントだ。
1992年に「準社員感謝デー」としてスタートし、2003年以降は毎年恒例行事に。年に一度の開催となり今年で21回目を迎える。2020年は東京ディズニーシーで開催。約1万7000名のキャストが参加し、約2時間半にわたり冒険とイマジネーションの海を楽しんだ。
パークオープンとともにスペシャルな時間がスタート!
この日は約2万4000名の対象キャストのうち約1万7000名が参加。役員・社員ら1500名が心からのおもてなしでキャストらを迎えた。20時15分に熱気あふれるなかメインエントランスが開かれると笑顔のキャスト(この日はゲスト)たちが園内へ。「THANKS DAY 2020」のゴロ入りタオルを受け取り、一夜限りのスペシャルな「THANKS DAY 2020 Today's Information」を見ながら、お目当てのアトラクションやレストラン、セレモニーやグリーティングなどを早速チェックする姿が。
ミラコスタ通りでは、パークへと入園したキャストたちをお迎えするために役員と社員らが「ウェルカム・グリーティング」を実施。コスチューム姿の日々お世話になっている上司を見つけ、にこやかにハイタッチする姿や、記念撮影を楽しんだりと大盛り上がり。「いつもありがとう!」といろいろな場所で感謝の言葉が聞こえた。
2020年4月15日の新エリアオープンに向けて一致団結! 熱気あふれるセレモニー
20時45分から「サンクスデー・セレモニー」を約10分間、メディテレーニアンハーバーのピアッツァ・トポリーノにて開催。2019年~2020年東京ディズニーリゾート・アンバサダー野口歩美さんがステージに現われ、ハーバーに集まったキャストに「皆さん、こんばんは!」とあいさつ。広場から大きなあいさつが返ってくる。そして「本日は日頃東京ディズニーリゾートへ訪れた多くのゲストへたくさんのハピネスを届けているキャストの皆さんに心から感謝の気持ちを込めてここ東京ディズニーシーで特別な夜をお過ごしいただきたいと思います。ぜひ存分に楽しんでいってくださいね!」と早速セレモニーがスタートした。
続いて、オリエンタルランド 代表取締役社長兼COOの上西京一郎氏がステージに。キャストと直接会える「サンクスデー」を楽しみにしていたと話し、2019年にオープンしたアトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」や「ハンガーステージ」の新たなショー「ソング・オブ・ミラージュ」を例に「さまざまな魅力が加わったことで、ゲストの皆さまに新鮮さを感じていただけたのではないかと思っております。そして何より、キャストの皆さん一人一人がゲストの気持ちに寄り添って笑顔とチームワークでたくさんのハピネスを作り出していただきました。この場を借りまして、心から感謝を申し上げます」と感謝を伝えた。
さらに4月15日オープンの新エリアに関しても触れ「今年の4月15日にはいよいよ東京ディズニーランドの大規模開発エリアがグランドオープンいたします。魅力あふれるさまざまな施設をゲストの皆さま、そしてキャストの皆さんにお届けできることをとても待ち遠しく思っています。この新たな施設のオープンを皆さんとともにお祝いして盛り上げて全キャスト一丸となってさらに多くのハピネスを作り上げていきたいと思っています」と語った。
オリエンタルランド 代表取締役会長兼CEOの加賀見俊夫氏もあいさつ。歓声に笑顔で応えながら「本日はこのように寒いなか『サンクスデー』にようこそいらっしゃいました。今年も元気な皆さんの姿を拝見いたしまして非常にうれしく思っております。先ほど入口でハイタッチいたしましたが元気の塊でございました」とミラコスタ通りでの「ウェルカム・グリーティング」についてコメント。
続いて「先ほどのお話にもございましたが今年は非常に多くのゲストを東京ディズニーリゾートにお迎えすることができております。これは何よりも、全キャストの皆さんがバックステージ、オンステージ昼夜を問わず、本当に一生懸命ゲストの期待に応えるべく仕事をしていただいたと。ゲストの期待どおりのハピネスを作る東京ディズニーリゾートの全キャストの努力の賜物であり、改めてこの場をお借りしまして皆さんに心から感謝を申し上げたいと思っております。本当に皆さんありがとうございます」とキャスト全員に感謝を伝えた。
「いよいよこの4月には東京ディズニーランドでは1983年4月にグランドオープンして以来、過去最大の規模となります新しいエリアがオープンいたします。ニューファンタジーランドを中核といたしましてまったく新しい夢のような空間が誕生することは間違いないと皆さんにも期待していただきたいと思います」と話し、さらにディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー』シリーズをテーマとするホテルや「ファンタジー スプリングス」の工事についても現在着々と進んでおり、2~3年先にはオープンする予定と言及。進化し続ける東京ディズニーリゾートを強調した。
そして「まさにこれから数年間は東京ディズニーリゾートが本当に大きく大きく生まれ変わるスタートですので皆さんにも期待していただきたいと思っております。毎年申し上げておりますが、いくら素晴らしい施設いわゆるハードを作ったとしても、そこに命を吹き込むのはキャスト皆さんの力だと思います。ゲストにここでしか体験できないような本当に新しい、夢・感動を提供できるのはハードとソフトの組み合わせでございます。皆さんの力を結集いたしまして進化していく東京ディズニーリゾートを、さらに魅力を大きく大きくしていきたいと思います。皆さんご一緒にやっていきましょう!」と語りかけ、キャストを激励した。
あいさつ後には、野口氏が「さて皆さんにうれしいお知らせです。今夜はぜひ、皆さんと一緒に楽しい時間を過ごしたいと、あのスペシャルゲストが来てくれたようです!」とアナウンス。ミッキーマウス、ミニーマウス、プルート、ドナルドダックにグーフィーがキャストの間の花道でグリーティングをしながらステージに。「サンクスデー 2020」の開催を全員でお祝いし、セレモニーが終了した。
約2時間半、たっぷりパークを満喫。アトラクションやレストランでは特別運営&スペシャルメニューも提供
この日は、東京ディズニーシー全域で「サンクスデー 2020」のみの各種プログラムも実施。「ディズニーキャラクターグリーティング」としてドナルドダックやプルートらも登場し、キャストと触れあいのひとときを楽しんでいた。アトモスフィアの公演や、アトラクションも運営。大人気アトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」は10分待ち、2019年7月にグランドオープンしたアトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」も30分待ちとうらやましい限り。
なお、キャストらに「サンクスデー」に関して話をうかがったところ「日々のモチベーションのアップにつながる」「日頃のありがとうの気持ちが伝わってきて楽しい」「ゲストの気持ちになってパークを楽しむことで、仕事をお客観的に見て気づきを反映することができる」「やる気が湧いてくる日」「上司が現場で働いている姿を見れてとてもうれしい」などの声も。また「東京ディズニーリゾートは自分たちにとってどういう場所?」との質問には全員が声を揃えて「夢がかなう場所」とも答えてくれた。
「ブロードウェイ・ミュージックシアター」のロビーでは「Photo Works 写真展」を開催。パークでとった笑顔や印象的なワンシーンが飾られ、作品に誰もが見入っていた。写真展に足を運んでいたキャストにうかがったところ「いつも笑顔を引き出せるように日々心がけています。ゲストと会話を楽しみながら心を開いていただけるように撮影のときはたくさんお話しをしています。これからも素敵な思い出のお手伝いをしていきたいです」と話してくれた。
なおパークではスペシャルパッケージのキャンディも配布。「THANKS DAY 2020」と書かれており、オレンジフレーバーのロリポップタイプ。笑顔でわたし、笑顔で受け取るキャストとどの瞬間もスマイルであふれていた。
また、「THANKS DAY 2020 Today's Information」に付属する「あなたの対応がすてきです!」と書かれたカードの手渡しイベントも。パーク内で見かけた社員のゲストサービスに対してキャストからカードをプレゼントする場面も目にすることができた。
さらにこの日限りの「ダッフィー&フレンズのフォトスポット」も設置。「マクダックス・デパートメントストア」のショップ内のスペースにてダッフィー&フレンズの身に着けグッズでなりきり写真を撮影することもできた。
特別営業のレストランも大にぎわい。パークの人気メニューをスペシャル版で提供するとあり大行列。メニューの一例として「ユカタンソーセージドッグ」「ティポトルタ」のセットメニュー。さらに「スパイシースモークチキンレッグ」「シーフードチャウダー」などボリューム大&あったかメニューも味わえた。「美味しい!」と出来立てのアツアツを一緒に働く仲間と頬張りながら充実の時間を過ごすキャストの姿があちこちに。
なお「エンポーリオ」では1時間限定で「お菓子つかみどり」も開催。ショッピングをするとプラス100円で「マシュマロ」や「パフチョコレート」などを大きく手を広げて手に入れることができると店舗は大盛況。また、各店舗ではレジを担当するお世話になっている社員らと記念撮影を楽しんだりと和やかな雰囲気が漂っていた。
パーク内では東京ディズニーリゾートを彩ってきた各種エンタテイメントプログラムの名曲がエンドレスで流れ、まさにお祭り気分。「レジェンド・オブ・ミシカ」や「ボンファイアーダンス」、そして「Tip-Top イースター」と「ミステリアス・マスカレード」などお気に入りを口ずさみながらパークを楽しむ姿があちこちに。
なお、「サンクスデー 2020」の主役であるキャストに関する冊子「Today with Cast」が、2月1日から3月19日までパークで配布されることが同日にアナウンスされた。パークの魅力の1つであるキャストをフィーチャーし、東京ディズニーリゾートの各施設で活躍するキャスト約14職種20名の仕事や特徴などを紹介。キャストとのコミュニケーションでゲストのパーク滞在をさらに充実させ、いつもとは異なる視点で1日を過ごしてもらえたらとのこと。各施設のバックグラウンドストーリーなども知ることができるため、ぜひキャンペーンスタートとともに特設Webサイトもチェックしてみよう。
4月15日には東京ディズニーランドに新エリアがオープンする東京ディズニーリゾート。2つのパークやホテルをはじめリゾートを支えるキャストのパワーと笑顔の秘密を垣間見ることのできた約2時間半の「サンクスデー 2020」。いつでも話しかければ安心感を与えながら、案内してくれるキャストのパークでの重要性を改めて感じることができた時間だった。
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