ニュース

出光興産、岐阜県飛騨市・高山市で超小型EVを使ったカーシェアの実証実験

週末は15分350円~で観光客や地元住民の足に、平日は地元企業の営業車に

2019年8月 スタート

「オートシェア」で使用される超小型EV「タジマ ジャイアン」

 出光興産(出光昭和シェル)は、岐阜県飛騨市・高山市においてカーシェアリング事業「オートシェア」の実証実験を8月から開始する。

 実証実験では、同地域でガソリンスタンドを運営する牛丸石油に対し、同社が調達した7台の超小型EVを貸与。地元企業や道の駅の駐車場5か所をステーションとし、住民や観光客などに近距離移動の足として利用してもらい、一般客の利用が少ない平日は地元企業に車両を貸与し、営業車として使用してもらう。

 超小型EVは、タジマモーターコーポレーション製の電気自動車「ジャイアン」(2人乗り)。KDDIが提供するカーシェアリング予約システムを活用し、利用の予約を受け付ける。

 利用にあたっては、無料の会員登録が必要で、月額料金は不要。料金は、15分のショート料金が350円、3時間パックが3500円、6時間パックが6000円などとなっている。

飛騨市内のステーション
高山市内のステーション
2つのビジネスモデルの有用性を検証していく