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沖縄開催のツーリズムEXPOジャパン2020に向けた第1回開催地会議。平良OCVB前会長「沖縄のポテンシャルを世界にアピール」

2019年6月17日 実施

ツーリズムEXPOジャパン2020の開催地連絡協議会と開催応援団が発足。第1回会合が行なわれた

 国内はもとより世界的にも最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2020」が、2020年10月に沖縄で開催される。それに向けて、ツーリズムEXPO2020(沖縄)開催地連絡協議会および開催応援団が発足。第1回の会合が6月17日に沖縄コンベンションセンター会議棟で開催された。

 開催地連絡協議会は、交通、ホテル、経済など28者で構成。代表はOCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)の会長が務める。また開催応援団は、報道機関、市町村など75者で構成され、団長は沖縄県副知事が務める。

 会議には、OCVB前会長の平良朝敬氏や、ツーリズムEXPOジャパン実行委員長を務めるJATA(日本旅行業協会)の田川博己会長らが出席した。

会議の様子

 平良朝敬氏は代表あいさつで、「世界最大級のイベントが沖縄で開催できることは、国内屈指のリゾート地である沖縄のポテンシャルを世界にアピールするよい機会となる。また経済効果も期待できる。本イベントを成功に導くため、みなさまのご協力をたまわりたい。また、今年(2019年)大阪で開催されるツーリズムEXPOジャパン2019にも足を運んでいただけると幸いである」と述べた。

代表あいさつを行なう一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロ会長(当時)の平良朝敬氏

 続いて田川委員長によるあいさつで、「本イベントは2014年の立ち上げ以来、東京ビッグサイトで開催してきたが、東京オリンピック・パラリンピックの関係で2019年、2020年はビッグサイトが使えず、2019年は大阪で開催。また、そのほかの地方で開催できないかということで2020年は沖縄で開催することになった。いまや、ロンドンのWTM(World Travel Market)、ベルリンのITBと並ぶ旅の三大イベントとなり、世界中から観光大臣が集まり、国連からも認められているイベントである。

 日本の海洋リゾートはどこかと聞かれて『沖縄』と答えたいがまだ環境は十分ではないと感じる。琉球列島から薩摩にいたる地域には独特の文化があり、掘り下げるものはまだまだある。ツーリズムEXPOジャパン2020を、地元の皆さまととも作り上げていきたい」と語った。

一般社団法人日本旅行業協会 会長で、ツーリズムEXPOジャパン2018 実行委員会 委員長を務める田川博己氏

 ツーリズムEXPOジャパンは、日観振(日本観光振興協会)、JATA、JNTO(日本政府観光局)の3者によって立ち上げ、2014年に第1回が開催された。沖縄県は第1回からブースを出展し、ブース内に設置している美ら海の水族館はシンボル的な存在となっている。

 また沖縄ブースは同イベントのブースグランプリにおいて、2016年から2018年まで3年連続で準グランプリを受賞している。

ツーリズムEXPO2018でのブースグランプリ準グランプリの賞状を披露する平良氏(2018年9月のOCVB定例記者懇談会より)