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魔法の力で「アナ雪」の世界へ! 「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス~ディズニー映画『アナと雪の女王』より~」を体験してみた

2019年8月3日~8月18日 実施

「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス~ディズニー映画『アナと雪の女王』より~」で物語の世界へ

 ミリアルリゾートホテルズは、8月3日から18日にかけて東京ディズニーリゾートに位置する東京ディズニーランドホテルにて「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス~ディズニー映画『アナと雪の女王』より~」を実施する。

「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス」とは2013年よりスタートしたディズニーホテルならではの「食」をメインとしたエンタテイメントプログラム。今までにディズニー映画「ライオン・キング」「リトル・マーメイド」「アラジン」「美女と野獣」などを題材に公演。ゲストは「魔法のアイマスク」で目隠しをした状態でオリジナルストーリーと物語をイメージしたコース料理を楽しむことができる。

 2019年夏公演は、同年1月から2月に開催し好評を博した「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス~ディズニー映画『アナと雪の女王』より~」を再演。今回8月の公演を前に体験することができたので本記事にてレポートする。

メインビジュアル(画像提供:ミリアルリゾートホテルズ)

 今回参加したのは20歳以上が体験可能な「通常回」。コースメニュー全11品と各種ドリンクを約2時間30分かけてじっくり味わえる。開催場所は、東京ディズニーランドホテルの宴会場「シンデレラドリーム」だ。会場に到着すると、まずは不思議な魔法の力を持つ「マジカルシェフ」によるグリーティングがスタート。彼は進行役であり、映画の世界へと導く存在。手には「魔法のクロッシュ」が。こちらはディズニー映画の世界と現実世界の橋渡しができるクロッシュとのこと。まばゆい光と立ち上る煙で期待値も上がりっぱなしだ。

会場となる東京ディズニーランドホテル(写真提供:ミリアルリゾートホテルズ)
会場では「マジカルシェフ」によるグリーティングを実施
まばゆい光と煙が「魔法のクロッシュ」からあふれ出る

 グリーティングを終え、続いてはお待ちかねのフルコースを堪能するための準備へ。同公演では、イマジネーションを最大限に発揮しながら料理を味わうため「魔法のアイマスク」が必須。「魔法のアイマスク」は、クロッシュの魔法の力をとらえ、装着したゲストのみがディズニー映画の世界に触れることができるとのこと。すぐそばに物語の登場人物たちを感じることができるが外したとたん、魔法が消えてしまうそうだ。つけ心地はふわふわと柔らかく、眠気を誘うほどの心地よさ。うまくフィットさせ、キャストとともにディズニー映画の世界へと飛び込むことに。

「魔法のアイマスク」。ふわふわで心地よいつけ心地
ブラインドの状態で、会場内へと進む

 ここでは書けないが、「魔法のアイマスク」を装着し暗闇のなか席へと進む途中やさまざまなタイミングで、作品をすでに観ている場合ならばハッと気付くことがあるはず。「あのシーン?」「それともこのシーンへのオマージュ?」と想像力があふれ出る感覚に驚くが、個々の感覚に委ねられている部分もこの公演のおもしろさ。本当に起こっていることなのか、気のせいなのかすらも分からないところがすでに魔法。

 着席し、手探りでエプロン、カトラリー、ドリンクのだいたいの場所を把握。フルコースを味わう準備ができると、いざマジカルシェフと「魔法のクロッシュ」の力で、ディズニー映画「アナと雪の女王」の世界へ!

 あっという間にアレンデール王国に到着し、アナやエルサがそばで楽しそうにはしゃぐ姿が「魔法のアイマスク」をしながらも見えるほどの臨場感に包まれる。舞台は、突然訪れた冬の寒さを乗り越え、夏の到来に歓喜する王国。憧れの夏に舞い上がる雪だるまのオラフも。夏の訪れをお祝いするパーティが始まり「あこがれの夏」や「生まれてはじめて」「とびら開けて」「雪だるまつくろう」。そして名曲「レット・イット・ゴー」を映画さながらに楽しむことができる。一緒に口ずさむのもお勧め。

最初はおそるおそる。お皿の位置と大きさを把握
しかし慣れてくるとグラスやお皿の位置が認識できるようになるためスイスイ味わえる

 ブラインドゆえに最初は、なかなかうまく口に運べなかったが、しばらくすると距離感と空間認識ができるようになり、食事とアレンデール王国での状況に集中できるように。全員が「魔法のアイマスク」を着用しているので、こぼしても、うまく口に運べなくても問題なし。逆にいかに日々無意識で視覚に頼っているのかが認識できるほど。

 そして合間にはメニューの感想を同じテーブルの仲間同士で話したりと和気あいあいな雰囲気に。「これは何?」や「不思議で美味しい」「あのシーンの味がする」「エルサのあの味?」など目視できないからこそ想像で味わうおもしろさを体験できた。黙々と味わうのもよいが、できる限り同じテーブルのメンバー同士で感想を言い合うと何倍も充実した時間が過ごせるはず。ファミリー回やペア席もあるが、基本連れと異なる席への案内や相席となるため恥ずかしがらず積極的にコミュニケーションを楽しんでみよう。

 フルコースメニューに関しては、全11品とボリュームたっぷり。王国のパーティにふさわしいメニューの数々と夏にぴったりの清涼感あふれるメニューが堪能できる。見えないからこその食感や味の変化にもこだわった一皿、映画を知っているならばピンとくるあの一品が楽しめた。対象が20歳以上(ファミリー回は16歳以上)のため複雑さのある作業が一部あるのも好印象。さらに、魔法の力でいつのまにかお皿が……、ドリンクのフレーバーも……。ぜひその驚きを自身で体感してほしい。

 あっという間の約2時間30分。ラストまで「魔法のアイマスク」をしたまま、隣が誰なのかも知らされずアレンデール王国から帰国。いつもの東京ディズニーランドホテルの風景が目の前に広がった。参加者にはオリジナルデザインのグラスをプレゼント。小ぶりのガラスコップには繊細なデザインが施されている。また、別室にはフォトロケーションも用意。テーブルセッティングがされた場所で「魔法のアイマスク」片手に撮影も。ぜひ参加の記念に1枚撮ってみてはいかがだろう。

参加ゲストにプレゼントされるオリジナルデザインのグラス
テーブルセッティングがされたエリアでの記念撮影が楽しめる
アレンデール王国を訪れた記念にパネルと一緒に

 なお、実際に参加して気付いた部分は、荷物は基本クロークに預け、できる限り手ぶら状態がベスト。そして貴重品管理はクロスボディバッグなどが便利。また「通常回」はソフトドリンクとともにアルコールの提供が可能なためメニューとワインのマリアージュを存分に楽しみたい場合はホテル宿泊も視野に入れておくとさらに公演を楽しむことができると感じた。夜回は特にアレンデール王国気分そのままにディズニーホテルへの宿泊を検討してみるのもよいはずだ。

 長時間だからこそ気になるレストルームについては、公演中キャストに合図することで、一時退出も可能。あっという間にアレンデール王国から東京ディズニーランドホテルに戻ってくることができるのでご安心を。

 同公演は8月の開催。ディズニーホテルにてじっくり滞在とフルーコースを涼しいなかで堪能するのも、東京ディズニーリゾートの楽しみかたの一つ。新たな滞在の選択肢「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス~ディズニー映画『アナと雪の女王』より~」の魅力をこの夏、体感してみてはいかがだろう。

「ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センス~ディズニー映画『アナと雪の女王』より~」概要

開催日: 2019年8月3日~8月18日(期間内13日間、26公演)
会場: 東京ディズニーランドホテル 宴会場「シンデレラドリーム」
価格: [通常回]普通席1万3900円、ペア席2万7800円 ※20歳以上が参加可能、[ファミリー回]ペア席2万5800円、グループ席5万1600円 ※16歳以上が参加可能
販売場所: ローソンチケット ※インターネット、またはローソン・ミニストップ店頭(Loppi)にて販売